「枕カバー」週1回だけ洗ってる人は要注意。ダニを除去する“布団・枕カバーの正しい洗濯頻度と方法”

家のこと

2023.05.11

4児の母で洗濯研究家の平島利恵です。皮膚が弱いご家族や小さなお子さんをお持ちの方は特に気になる、寝具類のダニ。アトピー性皮膚炎の原因になるとも言われています。ダニは6・7・8月に繁殖のピークを迎えます。その前に、しっかりとお布団をお手入れしませんか?コインランドリーを活用すれば、意外と簡単にできるんです!

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寝ている間にかく汗はコップ1杯分!

人間は人生の3分の1もの時間を睡眠時間にあてると言われています。
毎日長い時間肌に触れる寝具だからこそ、お手入れをし、清潔な状態を保ちたいですよね。

ダニは気温20~30℃、湿度60~80%で繁殖し、気温や湿度が高くなる6・7・8月に繁殖のピークを迎えます。
人は寝ている間にも汗をかくため、布団・毛布・枕は湿度が高く、さらに皮脂汚れやフケなどダニのエサが豊富なため、ダニが繁殖しやすい環境です。

布団にはダニの繁殖の元になる汚れが蓄積しています出典:www.ac-illust.com布団にはダニの繁殖の元になる汚れが蓄積しています

枕カバーは2日に1回、シーツは週1回以上のお洗濯を

皆さんは、シーツや枕カバーをどのくらいの頻度でお洗濯していますか?
私がおすすめするお洗濯の頻度は、枕カバーは1~2日に1回、シーツは最低でも週に1~2回です。

シーツの表面には皮脂やフケなど、ダニのエサとなる汚れが残っています。
こまめにお洗濯をすることで、清潔な状態を保ち、ダニの繁殖を抑えましょう。
忙しい方は、枕カバーの予備を用意するのもおすすめです!

水洗いできない布団・枕は、日に当てて干し、湿度を下げる意識を持ちましょう。

毛布・布団カバーのお手入れも忘れずに!

洗濯機で洗う場合は、大型のネットに入れ、毛布コースで洗いましょう洗濯機で洗う場合は、大型のネットに入れ、毛布コースで洗いましょう

洗える素材の毛布や布団カバーは、定期的にお洗濯しましょう。
汚れやニオイが気になる時は、アルカリ性の粉洗剤でのつけ置き洗いがおすすめです。
洗った後はよく乾かしましょう。大きいものの場合は、コインランドリーの乾燥機の使用もおすすめです。

枕カバーを清潔にし、お肌の調子も整えよう

枕カバーを清潔にするとお肌の調子も整う

枕カバーは寝ている間に顔や頭皮に触れる時間が長く、汗や皮脂、ホコリ、ダニなどが蓄積されやすいため、ニキビや吹き出物、肌荒れ、かゆみなどの肌トラブルの原因となっているケースがあります。
枕カバーを清潔に保つことで、肌への負担を減らし、お肌トラブルを防ぐこともできるんですよ!

ダニを死滅させるには50℃以上の高温処理

布団乾燥機は、高温(50℃以上)で20~30分出典:www.photo-ac.com布団乾燥機は、高温(50℃以上)で20~30分

水洗いや天日干しでもダニの繁殖を抑える効果はありますが、ダニを死滅させるには50℃以上の温度で20~30分程度の熱をかける必要があります。
夏の暑い時期は、布団や枕を黒い袋に入れて干すと、内部が高温になり、ダニを死滅させる効果が見込めます。
天日干しの際は、ダニが布団の奥に隠れるため、両面を干すようにしましょう。

布団乾燥機の使用も効果的です。
布団乾燥機がない場合は、コインランドリーの大型乾燥機の使用もおすすめです。

フン・死骸は掃除機で!週に1回のお掃除を

ダニの死骸やフンをしっかり吸い込むため、週に1度、掃除機をかけましょう。
その時に大切なのはゆっくりとかけること。

布団1枚当たりの目安は約5~10分で、ゆっくりと往復しましょう。
アレルギー症状がある方や、ダニに過敏な方は、より頻繁に掃除を行うことが望ましいです。

コインランドリーで丸洗い

お布団の汚れやニオイをスッキリと落としたい場合は、コインランドリーで丸洗い&乾燥をするのもおすすめです。

※詳しいお洗濯方法は動画をご覧ください。


毎日、仕事に家事に育児に…と忙しい方にとって、日常の家事の中で寝具のお手入れまでするのは中々大変ですよね。
まずは、枕カバーをキレイに保つことから始めてみるのがおすすめです。

1日の多くの時間を過ごす寝具だからこそ、無理なく、清潔に保つという意識を持つようにしましょう。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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