GW明け「学校に行きたくない」と言うわが子。このまま不登校になるのでは…と不安を抱えるママへ。

家族・人間関係

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 GW明け「学校に行きたくない」と言うわが子。このまま不登校になるのでは…と不安を抱えるママへ。

2023.05.09

こんにちは。 不登校ママのためのオンラインサロン&スクールを運営している心理カウンセラーのrikaです。ゴールデンウィークが明けて、また学校生活が始まりました。4月に無理して登校していた子はゴールデンウィークが明け、学校を休みがちになる子もいます。今回は、本格的な不登校になったらどうしようと不安な気持ちのママからいただいたご相談にお答えしました。

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不登校になるかもしれない…という恐怖

不登校出典:stock.adobe.com

(相談者 : E子さん)

中1息子についてご相談です。
入学してから少しずつ学校に行きしぶるようになりながらもなんとか登校していましたが、ついに不安定なままGW突入。

予想していた通りGWが明けてから登校できていません。私も夫も必死で怒鳴ったりして無理にでも連れて行こうとしましたがダメでした。

入学したばかりで勉強は大丈夫か?
お友達も忘れられてしまうのではないか?
先生にも見捨てられるのでは?
中高一貫校だし欠席日数は大丈夫なのか?
もう学校にずっと行かなくなるのでは?
通学が遠くて甘えてるだけ?
だったら、無理にでも行かせないと!

など、親の方が焦ってしまっています。

心の中はグチャグチャで大声で泣きたいし、仕事中も息子のことが頭から離れず苦しいです。何でこんな事になっちゃったんだろう?とばかり考えてしまいます。
家族の前では普通でいたいのに、涙が勝手に流れ、今までどおりに振る舞うことができません。

息子を受け入れて休ませた方がいいのはわかっているのですが、このまま休み続けたら余計に行きづらくなる!頑張れ、頑張れ!できれば今の学校に通ってほしい!と思っていて、そんな自分が情けないです。

どのようにこの状況を受け入れればいいのでしょうか?

絶望感でいっぱいになった不登校

悩む女性出典:stock.adobe.com

E子さんのお悩み、すごくわかります。受験して中学に入り、勉強して友達をつくって、部活を頑張って……。そんなキラキラな学校生活を想像していたのにまさかの不登校。

私も全く同じで、息子が中1で不登校になった時には無理やり引っ張って行ったり、物で釣ったり。色々なやり方で学校に連れて行こうとしました。
ある時は夫は厳しくブチかまし、私が優しく励ます、そんな小芝居をうったりもしました。

だけど、どの手も使えなくなりいよいよ不登校になった時には絶望感と挫折感に打ちのめされました。

夫からも私のせいだと責められ、夫婦関係は険悪に。ママ友とも笑顔で会えなくなり、両親にも言えなかったから実家に遊びにも行けず、家にはいつも不登校の息子がいる。
ホントに私の世界は真っ暗になりました。

これは悪夢?夢なら早く覚めてくれ!

そんな風に思ってました。E子さんも今はきっとそんな状態なのではないかと思います。

休ませてあげている自分にグッジョブ!

息抜き出典:stock.adobe.com

E子さんは、今は息子さんを受け入れるとか、そんなこと考えなくていいと思います。完全に不登校になってしまったら……と思うと、つらくて受け入れられなくて当たり前です。

息子さんを受け入れる前に、まず今ツラくて苦しんでいる自分に目を向けてあげてください。息子さんは、行きたくない学校を休んで今おうちにいるからとりあえず安心ですし、その対応でOKです。だから今はまず、E子さんはツラくて苦しい自分自身を受け入れてあげてください。

「学校に行ってほしい! ツラすぎる! もうイヤだ! 受け入れられない!」
そんな風に絶望してる自分をそのまま許してあげてください。

そして、そんなにツライのに「息子さんを安心して休ませたい! 家族にも普通に接したい!」
こう思っている自分、ツラくて苦しいのに全てを受け入れたいと願ってる自分を素晴らしいと労ってあげてください。

今休んでいるからと言って絶対に不登校になるわけではありませんし、少し休んだらまた登校を再開する子もいます。

E子さんは、今おうちで息子さんを休ませてあげているだけで、ママとしてはもうグッジョブなのです。だから、あとは、ツラくて苦しい自分が少しでもホッとできることを意識してくださいね。

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著者

rika

rika

子育て・夫婦関係など、自分自身の毎日をハッピーにするための処方箋をさまざまなテーマで発信 ●Amebaオフィシャルブロガー ●NHKカルチャー講師 ●著書「子どもが不登校になったら読む本ーすべて解決できる"笑顔の処方箋"」第6刷増刷 ●ハッピーママサロン「rika's cafe」主宰。ママのためのオンラインサロン運営・講座・セッションなどを開催し、5年で3,000名が受講 ●心理カウンセラー

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