普通の目玉焼きと全然違う…!絵本に出てきそうな「ツルンと鮮やかでキレイな目玉焼き」のつくりかた

料理・グルメ

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2023.06.27

YouTubeでさまざまな料理の技を紹介する動画が大人気の岩野上幸生さんによる、プロのテクニックを使ったレシピシリーズ。今回教わるのは、目玉焼き。下処理をすることで、いつもの目玉焼きとは、見た目も味も格段に違う仕上がりに。絵本に出てくるような、理想的な目玉焼きが作れます。 

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もくじ

教えてくれたのは……岩野上 幸生(いわのうえ こうせい)さん
「絵本に出てくる目玉焼き」の作り方
処理していない目玉焼き
処理した目玉焼き
1.卵を割る
2.白身と黄身を分ける
3.白身を焼く
4.黄身を白身にのせ、蒸し焼きにする
詳しくは、こちらの動画で!

教えてくれたのは……岩野上 幸生(いわのうえ こうせい)さん

東京で飲食店を複数手がける人気料理人。YouTubeチャンネルの「飲食店独立学校 /こうせい校長」では、さまざまな料理のテクニック、役立つ情報を発信。著書に『プロのコツでいつものごはんが100倍おいしくなるレシピ』(KADOKAWA)。

「絵本に出てくる目玉焼き」の作り方

完成出典:www.youtube.com

ふだんから、何気なく作って食べている目玉焼き。「今さら、目玉焼きの作り方……?」という声が聞こえてきそうですが、ノンノンノン。

プロの料理人のこうせいさん直伝の下処理をすることによって、見た目も味も格段に違う目玉焼きになるんです。それはまるで、絵本に出てくるような理想の目玉焼き

まずは、処理していない目玉焼きも作って比較してみましょう!

処理していない目玉焼き

まず、卵は室温に戻すと、黄身がダレてべちゃっと広がりやすくなり、色も薄くなります。
左が冷蔵庫から出したばかりの卵、右が室温に戻した卵です。

室温と冷蔵庫から出したばかりの卵出典:www.youtube.com

目玉焼きを作るときは、冷蔵庫から出したばかりの卵を使う方が、ふっくらして、卵黄の色もキレイに仕上がります。処理していない卵焼きは、室温に戻した卵を高い場所から、直接フライパンに割り入れます。

高いところで卵を割る出典:www.youtube.com

黄身が壊れたところ出典:www.youtube.com

卵黄のタンパク質は「卵黄球」よばれる細胞に覆われていますが、卵黄球は衝撃に弱く、壊れやすい性質を持っています。

ですので、高いところから割り入れるなど、強い衝撃を与えて卵黄球を壊してしまうと、加熱したときにタンパク質同士が結びつき、黄身がべちゃっとしてゴムのように固くなってしまいます。

フタをして蒸し焼きにしましたが、明らかに、失敗した目玉焼きといった感じです。

処理していない目玉焼き完成出典:www.youtube.com

黄身が崩れなくても、常温に戻した卵をそのまま割り入れると、形がいびつになります。

形がいびつな目玉焼き出典:www.youtube.com

次に、処理した目玉焼きを作っていきます。

処理した目玉焼き

1.卵を割る

冷蔵庫から出したばかりの卵を、穴付きお玉、またはザルの上で割ります。このように、水っぽい卵白を切ることで、きれいに焼きあがります。

穴付きお玉の上で卵を割る出典:www.youtube.com

2.白身と黄身を分ける

卵をボウルに移してから、手で卵黄をすくい、別の器に分けておきます。

卵をボウルに移す出典:www.youtube.com

白身と黄身を分ける出典:www.youtube.com

3.白身を焼く

フライパンに油を引き、キッチンペーパーでうすくのばします。弱火にかけ、卵白を優しく入れます。

白身を入れる出典:www.youtube.com

卵白の形が崩れないよう、フライパンはあまり動かさないようにします。

白身を入れたところ出典:www.youtube.com

4.黄身を白身にのせ、蒸し焼きにする

卵白にある程度火が通って、形が定まったら、上に卵黄をのせます。

黄身をのせる出典:www.youtube.com

卵白の上で卵黄が滑りやすいので、卵黄が固定されるまで、油をぬったスプーンで押さえておきます。

スプーンでおさえる出典:www.youtube.com

黄身を固めに仕上げたい場合は、さし水をしてからフタをして、蒸し焼きにしますが、今回は半熟にしたいので、さし水はせずにフタをします。

処理した目玉焼きにふたをする出典:www.youtube.com

黄身の固さは、お好みで調整してください。
これで完成です!

処理した目玉焼きできあがり出典:www.youtube.com

絵本に出てきそうな、形も色もキレイな目玉焼きができました! 目玉焼きはシンプルな料理ですが、丁寧に下処理することで、仕上がりがこんなに違ってくるんですね。皆さんも、ぜひお試しください!

詳しくは、こちらの動画で!

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