「こんにゃく」がコリコリ食感でもっとおいしくなる。意外と知らない“こんにゃくの冷凍保存術”

料理・グルメ

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2023.06.23

今までは冷凍に不向きの食材だと言われていた「こんにゃく」ですが、じつは冷凍することでメリットがあるのを知っていましたか? 冷凍王子こと西川剛史さんによると、「こんにゃくは冷凍することで、食感の変化が楽しめる食材」なのだそうです。そこで今回は、正しい冷凍保存方法やおすすめの食べ方について教えていただきました。

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教えてくれたのは……冷凍王子こと西川剛史さん

西川剛史さん

大学で食品栄養学を学び、卒業後は冷凍食品メーカーや冷凍食品販売会社の商品開発部門などに勤務。
現在は冷凍専門企業・べフロティ株式会社の代表取締役を務めながら、冷凍に関する第一人者としてテレビや雑誌など各メディアでも活躍。
野菜や肉などあらゆる食材の冷凍保存の方法や解凍テクニックをまとめた著書も好評発売中。

『冷凍王子の冷凍大全』(サンマーク出版刊)

『冷凍王子の冷凍大全』(サンマーク出版刊)
著者:西川剛史
価格:1,650円(税込)

冷凍すると食感が大変身する「こんにゃく」

こんにゃく出典:www.photo-ac.com

こんにゃくは、冷凍すると食感がまったく変わってしまうので、今までは“冷凍できない食材”と言われることが多かった食材です。みなさんの中にも、冷凍してはいけないと思っている方が多いのではないでしょうか?

そんなこんにゃくは、じつは冷凍してもOKなんです!
冷凍して解凍することでかなり弾力が生まれるため、その食感を活かしたメニューに使うのがおすすめです。正しく冷凍・解凍すると、食べごたえがあっておいしく食べられます。

こんにゃくの正しい冷凍方法

こんにゃくを買った袋のまま冷凍庫に入れる方もいらっしゃるかもしれませんが、それはNGです。
板状で厚みがあるので、冷凍ムラが起きやすいうえに解凍にも時間がかかってしまいます。調理時に使いやすくするためには、カットしてから冷凍するとよいですよ!

こんにゃく

1.お好みの切り方でカットし、フリーザーバッグに入れます。
2.しっかりと空気を抜いて口を閉じ、薄く平らな状態にして冷凍庫に入れます。

冷凍したこんにゃくは、1か月以内を目安に使い切りましょう。

おいしく食べるための解凍方法

解凍は、ボウルやバットに水を入れ、フリーザーバッグごと流水解凍する方法がおすすめです。

フリーザーバッグの口を少し開けた状態で、電子レンジで数分加熱して解凍してもOKですが、入っている量や厚さによって加熱時間が異なります。様子を見ながら調整してください。

解凍した後に「絞って水分を出す」ことがポイント

アクが凝縮して残った状態になっているので、解凍した後に手でギュッと絞って水分を出すことがポイントです。そうすることで、こんにゃく特有のえぐみが抜けておいしく食べられます。

冷凍こんにゃく

きんぴらやチンジャオロースなどの炒め物にしたり、細かく切ってひき肉の代わりにしたり、カレーなどの煮込み料理に入れたりと、さまざまなレシピで食感を楽しんでください。

きんぴら冷凍こんにゃくをつかったきんぴら

「しらたき」も冷凍OK!

こんにゃくを糸状にした「しらたき」も、じつは冷凍OKの食材です。
冷凍すると水分が抜けて歯ごたえのある食感になるので、その食感を活かして、中華風のサラダにする使い方ができます。クラゲの冷菜のような感覚で楽しめますよ。

しらたき

もともとヘルシーな食材の「こんにゃく」と「しらたき」ですが、冷凍することで食べごたえがアップし、少量でも満足できるかもしれませんね! 冷凍したことがない方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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