ステップ1 家計を把握する
節約体質になるには、家計(収入・支出・貯蓄額)を把握するところから始めましょう。家計簿が続かない人は、通帳、カード明細、レシートを保管するだけでも大丈夫です。家計簿アプリを利用してもいいですね。
特に支出については、金額の把握だけでなく「振り返り」をすることが大切なポイントです。方法は、1か月のレシート等を「必要な支出」「なくてもよかった支出」に分けるだけ。削るべき支出が見つけやすくなります。
ステップ2 固定費見直しで大きく減らす
毎月や毎年一定額発生する費用を固定費といいます。固定費は、一度の見直しで長期的に支出が減らせます。節約効果が大きいので最初に取り掛かりましょう。見直すべき主な固定費として以下のものがあります。
●住宅費
家賃の安い物件への住み替え、住宅ローンを借り換え・繰り上げ返済など
注意点)引越費用や手数料などの諸経費が発生するので、トータルで支出が減るか確認が必要
●保険料
保障が適正か、保障内容が重複していないかなどを見直す
●通信料
格安SIMの利用やプランを変更など
●その他
利用していないサブスクやスポーツジム、年会費のかかるクレジットカードを解約する
ステップ3 ムダな出費を削る
固定費の次は、ムダな出費を減らしましょう。どんな時にムダな出費をすることが多いかは、ステップ1の「無くてもよかった支出」から見えてきます。
特に意識したいムダな出費には以下のようなものがあります。
●スーパーでのレジ袋代やATMの時間外手数料など
「まあいいか……」と思いがちな少額の支払いも積算すればそれなりの金額になります。
●ローンの利息やクレジットカードのリボ払い手数料
リボ払いには特に注意が必要です。「欲しいものをはお金が貯まってから買う」を習慣に。
●「○○円以上送料無料」や「ポイントアップ」などにつられた「ついで買い」
購入前に「本当に必要か」の再確認をしましょう。
ステップ4 「予算」を意識して買い物をする
1か月に使えるお金を把握して、ざっくりでいいので食費や娯楽費などの予算を立てましょう。買い物をするときに予算内に収めることを意識するだけでも出費は変わってきます。
予算内で収めるには、「どこで」買い物をするかも大切なポイントです。例えば、同じ商品ならコンビニよりスーパーやドラッグストアのほうがに安く買えることが多いですよね。
また、本や衣類、車や家電など一般的には中古品は新品より価格が下がります。品物の状態を確認して問題なければ中古品も選択肢に入れてみて下さい。品物によっては、すでに生産中止で手に入りにくい商品や新古品と言われる未使用品を安く購入できるかも。
節約体質になるための方法をお伝えしました。節約は意識が強くなりすぎるとストレスがたまり長続きしません。ステップ1から始めるとより効果的ですが、難しいならできるところから始めてみてください。