洗っても落ちない「汗のニオイ」が劇的にとれる!服に染み込んだニオイも落とす“夏の洗濯術”

家のこと

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2023.06.29

4児の母で洗濯研究家の平島利恵です。暑い季節に気になるのが「汗のニオイ」。洗ってもなかなか落とすことができず、「仕方のないこと」と諦めている方もいらっしゃるかもしれません。衣類に残った汗のニオイは、毎日のお洗濯をちょっと工夫するだけで、劇的に改善することができます!ニオイの原因となる「雑菌」を撃退し、増やさない心がけが大切です。

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もくじ

5つの見直しで汗臭ストレスとさようなら!
汗で濡れた衣類の仕分け
洗濯物の量は8割まで
すすぎの回数は2回以上
すぐに干し、早く乾かす
洗濯槽掃除でカビ撃退
汗のニオイを落とす「温水洗い」-裏技もご紹介!-
染みついたニオイ・黄ばみを落とす「つけ置き洗い」
つけ置き洗いの手順
動画で見る:簡単5Step!頑固なニオイの落とし方

5つの見直しで汗臭ストレスとさようなら!

汗のニオイを撃退するお洗濯術出典:www.photo-ac.com

「洗ったばかりの衣類から汗のニオイが取れない」
「汗をかくと服が臭い」

汗をかく季節はニオイの悩みが増え、「夏場に臭うのは仕方がない」と諦めている方もいらっしゃるかもしれません。
実はこの汗のニオイ、毎日のお洗濯をちょっと工夫するだけで、劇的に減らすことができるんです!!

服が汗で臭う原因は、衣類についた汚れ(ニオイ)を、洗濯でしっかりと落とし切れていないことが原因です。
衣類に汗や皮脂の汚れが残っていると、それをエサにして雑菌が繁殖し、嫌なニオイを発生させます。

大切なのは、雑菌を繁殖させないこと。
汗で湿ったまま衣類には雑菌が繁殖しやすいと意識し、次の5つを見直してみましょう!

汗で濡れた衣類の仕分け

ニオイは目に見えない菌なので、他の洗濯物と混ぜてしまうと、ニオイが移ってしまいます。
汗で濡れた衣類はすぐに洗うのが一番ですが、すぐに洗えない場合は他の洗濯物と分け、乾かすようにしましょう。

旅行先・お出かけ先で汗で濡れた衣類を持ち帰る際、濡れたままビニール袋で保管するのはNG!!家に帰るころには、衣類が雑菌の温床に…。
濡れた衣類は雑菌が繁殖しやすいと覚え、なるべく乾かすように意識しましょう。

汗で汚れた衣類は、他の衣類とは分け、すぐに洗えない場合は、乾かしましょう!汗で汚れた衣類は、他の衣類とは分け、すぐに洗えない場合は、乾かしましょう!

洗濯物の量は8割まで

洗濯物を詰め込んでしまうと、衣類をしっかり洗うことができません。
一度で洗い切りたい気持ちも分かりますが、洗っても洗っても臭い状態が続いていては洗濯の意味がありませんよね。
洗濯物の量が多い時は洗濯を二回に分けたり、衣類が洗浄液に浸かっていないときは、水量を高水位に変更したりしましょう。

衣類がしっかり洗浄液に浸かり、洗濯機の中で回っているか確認しましょう衣類がしっかり洗浄液に浸かり、洗濯機の中で回っているか確認しましょう!

すすぎの回数は2回以上

ニオイ対策においては、衣類から汚れをすすぐ工程がとても重要です。
雑巾をバケツの中で洗うとき、皆さんなら何度水替えをしますか?
それと同じ原理で、1度すすいだだけでは、すすぎ切れなかった汚れが衣類に蓄積され、ニオイの原因となってしまいます。

すすぎ前・1回・2回の汚れ残りイメージ。1回すすぎでは衣類に汚れが残ってしまいます。すすぎ前・1回・2回の汚れ残りイメージ。1回すすぎでは衣類に汚れが残ってしまいます。

すぐに干し、早く乾かす

よく洗い、よくすすいでも、洗濯物の雑菌を完全にゼロにすることはできません。
衣類に残った雑菌を増やさないためにも、洗濯が終わった後はすぐに洗濯機から出し、早く乾かすようにしましょう。

干し忘れた洗濯物は1時間もすると雑菌の温床になってしまいます!干し忘れた洗濯物は1時間もすると雑菌の温床になってしまいます!

洗濯槽掃除でカビ撃退

洗濯槽の裏側は、湿気が多く、皮脂汚れ・石けんカスなどが溜まり、カビの温床となりやすい場所です。
どんなにいい洗剤を使っていても、カビだらけの洗濯槽でお洗濯をしていては意味がありませんよね。
汗のニオイと思っていたものが、洗濯槽の雑菌のニオイである可能性もあるので、洗濯槽は1~2ヶ月に1度、定期的にお掃除をしましょう!

ニオイ・黒いピロピロが発生した時には赤信号…!定期的なお手入れを。ニオイ・黒いピロピロが発生した時には赤信号…!定期的なお手入れを。

汗のニオイを落とす「温水洗い」-裏技もご紹介!-

40℃以上のお湯を使って洗濯をすると、洗剤の働きが良くなり、衣類に染み込んだ皮脂も、溶け出しやすくなります。
アルカリ性、弱アルカリ性の洗剤のほうが洗浄力が高く、ニオイを落とす効果も高いため、ニオイが気になる衣類のお洗濯にはおすすめです。

■温水洗い機能がなくても、温水洗いができる裏技!

温水洗い機能がついていなくても、お風呂のお湯取りができる洗濯機なら、温水洗いが簡単にできます。

まず、お風呂の浴槽に、洗いに必要な量のお湯を溜めます。
それを、お湯取りホースで吸うだけ!
浴槽に残ったお湯はお風呂のお掃除にも使えます♪
(面倒な方は、蛇口の下にバケツを置き、お湯を溜めながら給水してもOKです!)

※お風呂の残り湯には、皮脂などの汚れや雑菌が含まれるため、洗濯には使用しないでください!

バケツor浴槽にお湯を張り、お湯取りホースで給水すると簡単に温水洗いができます♪バケツor浴槽にお湯を張り、お湯取りホースで給水すると簡単に温水洗いができます♪

染みついたニオイ・黄ばみを落とす「つけ置き洗い」

Rinenna#2はニオイにフォーカスし、タンパク質分解酵素を配合したアルカリ性粉洗剤です。Rinenna#2はニオイにフォーカスし、タンパク質分解酵素を配合したアルカリ性粉洗剤です。

繊維の奥深くに入り込んでしまった汚れは、洗濯機だけでは落としきれないため、お湯でのつけ置き洗いがおすすめです。

去年の服を出したら、首元や脇の部分が黄ばんでいた!という時にもつけ置き洗いが◎
衣類の黄ばみは、衣類に残った汗や皮脂汚れが、時間の経過とともに酸化したものなので、タンパク質を分解する酵素が入ったアルカリ性洗剤でつけ置き洗いしましょう。

つけ置き洗いの手順

  1. 40~45℃ほどのお湯に、アルカリ性粉洗剤を溶かします。(使用量は洗剤により異なりますので、パッケージをご覧ください)
  2. 衣類がしっかりと洗浄液に浸かるよう入れ、30分~2時間ほどつけ置き洗いします。
  3. 洗浄液ごと洗濯機に入れ、他の衣類と一緒に洗濯機にかけます。

※お湯を使ったつけ置きの前には、必ず洗濯表示をご覧ください。
※色落ちしないか、目立たない箇所でご確認ください。

衣類を淵から滑り込ませるように入れると、空気が抜け、しっかりつけ置き出来ます。衣類を淵から滑り込ませるように入れると、空気が抜け、しっかりつけ置き出来ます。

動画で見る:簡単5Step!頑固なニオイの落とし方

汗のニオイだけでなく、加齢臭など、気になるニオイを徹底的に落とすお洗濯術をご紹介しています。
誰でも明日から真似できる簡単なお洗濯術なので、ニオイにお悩みの方はぜひご覧ください!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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