漂白剤につけた服の首元が「ピンク」に変色…!日焼け止めによる変色を落とす“知って得する洗濯術”

家のこと

2023.07.14

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。毎日のUVケアに日焼け止めは欠かせないアイテムですよね。この日焼け止めですが、塩素系漂白剤と混ざるとピンク色に変色してしまうのはご存知ですか? 紫外線吸収剤は落とすのが難しい汚れです。諦めて捨ててしまう前に、専用洗剤でのもみ洗いを試してみてください!

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もくじ

大惨事!!!白いTシャツがピンクに変色…!!!
変色の原因は、紫外線吸収剤
ピンク変色が心配な方は、紫外線吸収剤不使用を
衣類に付着したときは、中性洗剤でもみ洗い
ピンク・オレンジ色に変色してしまったら専用洗剤を
実験動画:日焼け止めがついた衣類を塩素系漂白剤につけると…?
日焼け止めによる黄ばみを防ぐデイリーケア

大惨事!!!白いTシャツがピンクに変色…!!!

日焼け止めがついた衣類を塩素系漂白剤につけると、大変なことに!日焼け止めがついた衣類を塩素系漂白剤につけると、大変なことに!

日焼け止めはUVケアに不可欠なアイテムですよね!
最近は種類が豊富で、強力なものも販売されています。
水や汗に強いウォータープルーフタイプも人気ですが、日焼け止めは洋服についてしまうと取り除くのが難しいのが難点です。
特にジェルタイプのものだと、汚れがついていると気づけないことも。

日焼け止めがついた衣類を、気づかず漂白剤につけてしまうとピンクやオレンジ色に変色してしまうので、注意が必要です。

変色の原因は、紫外線吸収剤

日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤は、漂白剤と反応してピンクやオレンジ色に変わる場合があります。(特に塩素系漂白剤は要注意!)

日焼け止めがついた可能性のある衣類を選択する際は、漂白剤の使用は控えましょう

透明なジェルタイプのものは、日焼け止めが目に見えないため特に注意が必要です!透明なジェルタイプのものは、日焼け止めが目に見えないため特に注意が必要です!

ピンク変色が心配な方は、紫外線吸収剤不使用を

漂白剤によりピンク色に変色してしまっても、衣類自体の色が変わったわけではありません。
ただし紫外線吸収剤は非常に落とすのが難しい汚れです。
漂白剤を普段使われる方は、紫外線吸収剤が入っていない日焼け止めをご使用されることをおすすめします。

衣類に付着したときは、中性洗剤でもみ洗い

もし紫外線吸収剤が入った日焼け止めが衣類に付着した場合は、中性洗剤をたっぷりつけて、5~10分ほどおいてから、丁寧にもみ洗いをします。
汗・水で落ちないように作られている日焼け止めは、通常の洗濯だけでは落とし切れないため、洗濯機にかける前のもみ洗いが必要です。

ピンク・オレンジ色に変色してしまったら専用洗剤を

すぐであれば、日焼け止めの成分を洗い落とせば、変色をある程度元に戻すことは可能です。

日焼け止めには保湿成分等として油分が含まれていることがあるため、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを落とす際は、油汚れに強い台所用洗中性剤メイク汚れの専用洗剤や、を使用しましょう。
(専用洗剤のほうが汚れを落とす力が強いのでおすすめです。)

変色した部分に洗剤をたっぷりつけ、5~10分ほどおいてから、丁寧にもみ洗いをします。
一度で落ちない場合は何度か繰り返しましょう。

古い汚れや変色後乾かしてしまった汚れは落ちにくいため、何度かもみ洗いが必要です古い汚れや変色後乾かしてしまった汚れは落ちにくいため、何度かもみ洗いが必要です

日焼け止めの汚れが落ちれば、変色も元通り!日焼け止めの汚れが落ちれば、変色も元通り!

実験動画:日焼け止めがついた衣類を塩素系漂白剤につけると…?

この時期、日焼け止めの変色にまつわるお問合せが増えるので、実験を行いました!
日焼け止めの汚れを落とす際には、メイクなどの油汚れに強い、専用洗剤の使用もおすすめです。

日焼け止めによる黄ばみを防ぐデイリーケア

日焼け止めの汚れは通常のお洗濯だけでは落とし切れないため、気づかぬうちに衣類に蓄積し、黄ばみになってしまうことも。
そんな蓄積汚れを防ぐためには、毎日のケアも大切です。

首元、袖など、日焼け止めがつきやすい場所は、洗濯前に軽くもみ洗いをしましょう。
汚れをしっかり落とすなら、メイク汚れにフォーカスした専用洗剤の使用もおすすめです。

RINENNA Pro #ZEROはメイク・日焼け止めの汚れにフォーカスした濃縮の専用洗剤ですRINENNA Pro #ZEROはメイク・日焼け止めの汚れにフォーカスした濃縮の専用洗剤です

毎日の生活に欠かせない日焼け止め。
衣類に残る蓄積汚れを落とし、衣類ダメージを予防しましょう!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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