普通の卵かけご飯に戻れない。濃厚卵黄と香ばしさがたまらない「焦がし卵かけご飯」のつくりかた

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 濃厚卵黄と香ばしさがたまらない「焦がし卵かけご飯」のつくりかた

2023.08.21

YouTubeでさまざまな料理の技を紹介する動画が大人気の岩野上幸生さんによる、プロのテクニックを使ったレシピシリーズ。今回ご紹介するのは、「焦がし卵かけご飯」。とろ~り濃厚な半熟の卵黄と、焼き目の香ばしさがたまらない一品です。味わいのヒミツはなんと、卵を凍らせるという工程。ぜひ一度試して、そのおいしさを味わっていただきたいです!

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教えてくれたのは……岩野上 幸生(いわのうえ こうせい)さん

東京で飲食店を複数手がける人気料理人。YouTubeチャンネルの「飲食店独立学校 /こうせい校長」では、さまざまな料理のテクニック、役立つ情報を発信。著書に『プロのコツでいつものごはんが100倍おいしくなるレシピ』(KADOKAWA)。

「焦がし卵かけご飯」の作り方

完成出典:www.youtube.com

今回ご紹介するのは、卵かけご飯に、香ばしい焼き目をつけるという、なんとも斬新なレシピ。とろ~り、ねっとりした半熟の卵黄と、焼き目の香ばしさが、とてつもないハーモニーを奏でる一品です。こうせいさんも、「脳がゆさぶられるほどウマい」と大絶賛!

その味わいのヒミツは、”卵をパックごと凍らせる”という工程。

それでは、気になる作り方を見ていきましょう!

材料

卵……1パック(10個)
みりん風調味料……3g
砂糖……1g
塩……1g
かつおだし……2g

サラダ油……適量

※今回は、卵を半熟に仕上げるので、アルコール分が1%未満の「みりん風調味料」を使います。

1.卵を凍らせる

卵は、パックごと冷凍庫に1日入れて凍らせます。この工程により、独特の食感が生まれます。

卵は冷凍すると、膨張して殻が割れます。卵を流水で流しながら殻をむき、サルモネラ菌が卵に混ざるリスクを減らしつつ、解凍していきます。

流水で流しながら殻をむく出典:www.youtube.com

つるりと、むけました! ラップをし、冷蔵庫に入れて解凍します。

殻をむいた卵出典:www.youtube.com

※凍らせた卵を常温で解凍して生のまま食べると、サルモネラ菌による食中毒の危険性があります。

2.卵黄に調味料を加え混ぜる

冷凍した卵を解凍すると、卵白は元に戻りますが、卵黄は弾力が出ます。

解凍した卵黄出典:www.youtube.com

今回は、卵黄のみ使い、卵白はデザートなど別の料理に使います。卵黄だけ取り出し、泡だて器で潰すようにして混ぜます。

卵黄を混ぜる出典:www.youtube.com

調味料が混ざりやすい状態になったら、みりん風調味料、砂糖、塩、かつおだしを加えます。泡だて器をボウルの底につけながら、なめらかになるまでしっかり混ぜます。

調味料を加える出典:www.youtube.com

こんな感じで、なめらかになればOKです。

なめらかに混ざったところ出典:www.youtube.com

3.卵を焼く

9×14cmの小さめの卵焼き機を使って焼いていきます。卵焼き器にサラダ油を薄くぬり、卵黄を入れます。

フライパンに卵黄を移す出典:www.youtube.com

調理台にタオルを敷き、卵焼き器を叩きつけながら、ときどきゴムベラで卵黄をならし、平らにしていきます。

卵黄をならす出典:www.youtube.com

これくらいになったらOKです。

ならしたところ出典:www.youtube.com

卵焼き器を強火にかけ、一気に焼いてこんがり焼き色をつけていきます。

卵焼き器から煙が出て、卵の端が少し焼け、膨らんで香ばしい香りがしてきたら、火から下ろします。卵に火を通しすぎると、卵焼きになってしまうので、卵の片面だけに強火で焼き色をつけます。

焼き上がりの目安出典:www.youtube.com

4.卵を卵焼き器ごと凍らせる

粗熱が取れたら卵焼き器ごとラップをし、冷凍庫に1日入れて凍らせます。

熱いままラップをすると、ラップが溶けてしまいますし、ラップにつく水滴が傷みの原因になるので、かならず粗熱を取ってからラップをしましょう。ちなみに、卵焼き器ごと冷凍するのは、卵を卵焼き器から外しやすくするため、そして、半熟の卵をキレイに切るためです。

ラップをする出典:www.youtube.com

5.卵を切ってご飯に盛る

卵が凍ったら、シリコン製のゴムベラなどを使って卵を取り出します。

卵をフライパンから外す出典:www.youtube.com

側面にも焼き色がついているので、見た目をよくするために、端を切り落とします。凍った卵は固いので、左手で切っ先を上から押すようにして切りましょう。刃を入れるたびに包丁を拭くと、キレイに切ることができます。

端を切り落とす出典:www.youtube.com

切り落とした端の部分は、おやつに食べることができます。あとは、一人分ごとに切り分けていきます。8等分でもいいですが、贅沢にいきたい場合は、4等分にしてもOKです。

4等分に切る出典:www.youtube.com

卵が皿にくっつくのを防ぐために、焼いた面を下にして常温に置き、半熟の部分を溶かしていきます。

卵を解凍する出典:www.youtube.com

卵黄が溶けるのを待てない場合は、ご飯に凍った卵黄をのせた状態で、電子レンジ(300W)で1分くらい加熱すると、いい感じにとろけます。

解凍すると、こんな感じで卵黄がとろっとなります。

溶けた卵黄出典:www.youtube.com

お茶碗にご飯を盛り、卵黄が潰れないよう、焼き目の部分を手でやさしく持って、ご飯にのせます。お好みで、しょうゆをかけてお召し上がりください。

できあがり出典:www.youtube.com

表面は香ばしく、中身はねっとり濃厚な「焦がし卵かけご飯」。箸で割ってご飯と一緒に食べるもよし、混ぜて食べるのもよし。至福の時間をお楽しみください!

詳しくは、こちらの動画で!

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