寝る前の習慣でわかる。「忘れモノの多い人」の行動 “3つの特徴”

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 寝る前の習慣でわかる。「忘れモノの多い人」の行動 “3つの特徴”

2023.08.15

「また忘れものをしてしまった……」と悩んでいる方はいませんか? もしかするとそれは、寝る前に3つのことをやっていないからかもしれません。今回は「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さんに“忘れものが多い人の特徴”とその対策について教えてもらいました。

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寝る前の行動が忘れものに繋がっている!

忘れもの出典:stock.adobe.com

普段の生活をしている中で、忘れものが多いなと感じることはありませんか? 大きな原因のひとつは「寝る前の行動」です。
ここでは忘れ物が多い人の行動について、3つの特徴をご紹介します。当てはまっているものがあれば、ぜひ対策も読んでみてくださいね。

特徴1 「やりかけ」と「準備済」をわけていない

準備出典:stock.adobe.com

寝る前に準備をしているのに忘れものが多い人に多い特徴です。それは「やりかけ」と「準備済」をわけていないこと。

持ちものにはじつはそれぞれ違った特性があります。

  1. ハンカチなど毎日手入れが必要なもの
  2. ポケットティッシュなどなくなったら補充が必要なもの
  3. 鍵などバッグをかえないならばそのまま入れっぱなしでも大丈夫なもの
  4. 水筒など衛生面から当日朝に準備しなければいけないもの

ここでちょっとクイズです。

上記の4つがあなたの持ちもので、すべて同じバッグの中に入れるとします。
寝る前に準備をするのですが、アイロンをかけたハンカチは切らしているけれど、疲れたので明日の朝早く起きてアイロンがけをする予定です。では、現時点で準備できるものは何でしょうか?

そうです、ティッシュと鍵だけですよね。水筒は翌朝でなければ入れられない。ハンカチも明日の朝です。このように、翌日の準備には「今できるもの」と「そうでないもの」とが混在しています。だから、まだ準備の途中だとわかるようにしておかないと、忘れものに繋がってしまうのです。

対策はかんたんです。「準備が完璧ならバッグをしっかり閉じる。やりかけなら開けておく」です。ポーチに入れるものが用意できていない場合は、さらにそのポーチも口を開けておきましょう。

これで翌朝見たときに、準備が完璧じゃないこと、何を用意すればいいのかということがひと目でわかるようになりますよ。

特徴2 「天気」と「予定」を調べずに寝ている

天気出典:stock.adobe.com

2つ目の特徴は、翌日の「天気」と「予定」を調べずに寝ていることです。

疲れている。あるいは時間がない……などの理由で、とにかく寝ることを優先する方も多いと思います。でも、忘れものをなくすためには、翌日の「天気」と「予定」だけでも必ず把握しておいたほうがベター。さらに、自分の経験から考えると、できれば3日程度先まで把握しておくとより安心できます。

雨の日は持ちものが増えます。その結果、いつもと同じ時間に起きると準備時間が足りなくなってしまい、忘れものにつながります。予定についても「起きてから調べればいいや」と思っていると、イレギュラーなことが起こったときに困りますよね。

寝る前に「天気」と「予定」を把握することを習慣づけるには、リマインダーアプリなどを使って、決まった時間に通知が届くようにすると忘れないのでおすすめです。

特徴2

調べた結果、次の日が「悪天候の日」「普段と違う予定がある日」だったときは、起きる時間を少し早めてみたり、スマホのリマインダーアプリにイレギュラーなやることをメモしてから寝たりするなど調整してみましょう。

ひと手間かかりますが、忘れものを減らすためにとても大切なことです。

特徴3 「明日の持ちもの」を玄関に置いていない

3つ目の特徴は「明日の持ちもの」が夜のうちに玄関に置かれていないことです。わかりやすい定位置を決めていない場合は、玄関に一式用意すると間違いがありません。

特徴3

小さなものであればフックにかける。通園・通学グッズなどはカゴにひとまとめにする。こういった対策ができます。

このとき、特に注意したいことがあります。それは「当日朝に作業が必要なもの」の置き場所です。

私自身の経験をお話しします。その日は寝坊をしてバタバタと家を出ることになりました。子どもを送って家に戻ると、キッチンに水筒ケースに入った水筒が置かれたまま。慌てて駅まで走り、幼稚園に向かいました。

それ以降、気をつけるようにしたことがあります。それは「水筒ケース」も玄関に置くこと。慌ただしくてキッチンに水筒を忘れていても、空っぽのケースを見ると思い出せるようになりました。「空っぽの外側」だけを玄関に置いておく。たとえばポーチなどほかのアイテムにも使えるテクニックです。
 

忘れものが多い人は、寝る前に3つのことができていないかもしれません。意識してやってみると忘れものが減るので、お困りの方はぜひ試してみてくださいね。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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