夏の洗濯物は紫外線と汗による「色あせ」に要注意!知っておきたい“夏の洗濯テクニック”

家のこと

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2023.07.24

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。黒や濃色の衣類が色褪せし、着られなくなってしまったことはありませんか?実はこれ、紫外線と汗が原因の一つなんです。汗汚れが残った衣類を外干しすると、衣類に大きなダメージを与えることも分かっています。夏の外干しには注意が必要です!

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もくじ

紫外線による衣類ダメージを防ごう
長時間取り込めない場合は陰干を
汗の成分が色落ちの原因に
汗×紫外線は複合変色のリスク大…!
汗の汚れをしっかり落とす、温水洗い
温水洗い機能がない時<裏技をご紹介>
色落ち・色褪せを防ぐ!夏のお洗濯

紫外線による衣類ダメージを防ごう

紫外線による衣類ダメージを防ごう!出典:www.photo-ac.com

窓辺に置いていた本が日焼けしてしまったり、外に置いてある洗濯ばさみの表面がボロボロと傷んでしまうのと同じように、衣類も紫外線により痛み、変色してしまいます。

紫外線が強い夏場の外干しには要注意
夏は衣類が乾いたらすぐに取り込むのがおすすめです。

長時間取り込めない場合は陰干を

外出や仕事ですぐに取り込めないときは、裏返して陰干しをするのがおすすめです。

洗濯表示を見て、陰干しマークがあるものは陰干しに。
変色を防ぎたいデリケートな衣類は室内干しが安心です。

左上に斜め線があるものは「陰干し」のマークです出典:www.ac-illust.com左上に斜め線があるものは「陰干し」のマークです

汗の成分が色落ちの原因に

汗の成分が衣類の染料を分解してしまいます出典:www.photo-ac.com

汗の98%は水分ですが、実は塩化ナトリウム、尿素、乳酸、カルシウム、マグネシウムなど、様々な成分が含まれています。

汗の成分は、衣類を傷める要因になるため、汗をかいた衣類を洗わずに放置したり、洗濯で落とし切れないまま外干ししたりすると、衣類が変色する原因となります。

汗×紫外線は複合変色のリスク大…!

また、汗に含まれる成分は、紫外線に対する染色堅牢度(色落ちや変色の強さ)を低下させることが分かっています。

つまり、汗がついた状態で衣類が紫外線を浴びると、変色のリスクがとても高くなるのです!

厄介なのは、汗の汚れは目に見えないということ。
そして汗は、洗濯機で洗うだけでは落とし切れない落ちにくい汚れなんです。

汗の汚れをしっかり落とす、温水洗い

汗をかいた衣類はお湯洗いがおすすめ!

タンパク質汚れは、空気に触れると酸化し、衣類の繊維を変質させてしまいます。
また、紫外線がこの酸化を加速させることも分かっています。

汗のタンパク質汚れをしっかり落とすためには、温水洗いをしましょう!

40℃以上のお湯を使って洗濯をすると、洗剤の働きが良くなり、衣類に染み込んだ汚れが溶け出しやすくなります。
アルカリ性の洗剤のほうが皮脂汚れを落とす洗浄力が強いので、汗の汚れが気になる衣類のお洗濯にはおすすめです。

温水洗い機能がない時<裏技をご紹介>

温水洗い機能がついていなくても、お風呂のお湯取りができる洗濯機なら、温水洗いが簡単にできます。

まず、お風呂の浴槽に、洗いに必要な量のお湯を溜めます。
(蛇口の下に置いたバケツや、洗面所にお湯を溜めながら給水してもOK!)

長いホースを切ると手軽に温水洗いができるように♪長いホースを切ると手軽に温水洗いができるように♪

それを、お湯取りホースで吸うだけ!
温水洗いをすると、汚れ落ちもニオイ落ちも格段に変わるので、汗をかいた衣類に是非試してみてくださいね!

※お風呂の残り湯には、皮脂などの汚れ・雑菌が含まれるため、洗濯には使用しないでください。

色落ち・色褪せを防ぐ!夏のお洗濯

色褪せを防ぎ、衣類を清潔に洗い上げよう!

色褪せを防ぐためには、

  • 衣類の汗汚れをしっかり落とす
  • 紫外線による影響を少なくする

この二点が大切です。

紫外線には殺菌効果もあるので、清潔に洗った衣類を適度な時間干すことで、衣類を清潔に保つことができます。

皆さんが、夏をより快適に過ごせますように。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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