血液型が「O型」の人は刺されやすいって本当?“蚊に刺されやすい人”の特徴と対策

家のこと

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2023.08.08

夏になるとキャンプやアウトドア、花火大会など外出の機会も増えるのではないでしょうか? 外出先で蚊に刺されて悩まされることもありますよね。虫よけスプレーを使っていても、蚊が寄ってきてしまったという人もいるのではないでしょうか? そこで今回は、アース製薬さんに、蚊に刺されやすい人の特徴と、刺されないためのコツを教えていただきました。

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教えてくれた人……虫ケア用品最大手のアース製薬さん

「地球を、キモチいい家に。」をスローガンに、お客様により快適な生活空間をお届けする商品を開発・販売する総合日用品メーカー。創業から100年以上の歴史を持つ老舗企業だが、常に時代の変化・お客様のニーズを汲み取り、虫ケア用品を中心に独創的な商品作りで業績を伸ばす。
近年は、「感染症トータルケアカンパニー」を目指し、虫媒介感染症の撲滅に向けて積極的な展開を進めている。

屋外に多い、白黒のしま模様をしたヒトスジシマカの特徴は?

公園出典:stock.adobe.com

――蚊に刺されやすい場所や時間帯はあるのでしょうか?

屋外でよく人を刺してくるヒトスジシマカの生態についてご紹介します。

<ヒトスジシマカ>

ヒトスジシマカ「ヒトスジシマカ」
画像提供:アース製薬

特徴
体長:約4.5mm。
色:背中に縦一筋の白い線があり、黒い体に白の縞模様
特徴:ヤブ蚊の代表種、デング熱を媒介
幼虫の発生場所:バケツや空き缶などのたまり水など
活動時間帯:昼間活動性、とくに朝夕の時間帯によく吸血する

蚊のエネルギー源は糖分で、普段は花の蜜などを吸って生活しています。産卵のためにメスだけが吸血するんですよ。

――発生を予防する方法を教えてください。

ヒトスジシマカはわずかなたまり水でも生育できるため、発生を防ぐには、家の周りにある水のたまる場所をなくすことが大切です。不要な空き缶や、放置しているバケツなどを片付け、植木鉢の受け皿など水がたまりやすい場所、墓地の花立の水なども要注意です。

気温25℃~30℃だと、わずか10日ほどで卵から成虫になるので、1週間に1度はこれらの場所を掃除することで予防ができるでしょう。

蚊に刺されやすい人には共通点があった

蚊出典:stock.adobe.com

――蚊に刺されやすい人はどのような人でしょうか?

ヒトスジシマカは成虫になると、雑草が生い茂る場所を好みます。そのため家の庭や公園、雑木林や墓地などに潜んでいることが多く、近づいてきた人や動物を狙って吸血します。

人が呼吸によって出す二酸化炭素や汗、皮膚のにおい、体温などを察知して吸血源を探します。顔の近くによく寄ってくるのはそのためです。肌を露出しないことも重要です。

体温が高い人(妊婦さんや赤ちゃん、子どもなど)や、汗っかきの人などもターゲットになりやすく、「お酒を飲んだ人がよく刺される」と聞いたことがあるかもしれません。これは呼吸があらくなっていたり、体温が高くなっていたりするためと考えられています。

また、人間のように目が見えているわけではありませんが、黒色を好む性質もあります。具体的には、明るい色と、暗い色のコントラストで識別しています。例えば、白と黒のボーダー柄、白いシャツにネイビーのボトムといった色のコントラストがはっきりしているコーディネートは刺されやすいといえます。そのため白っぽい明るい単色の色で全身を統一するのがおすすめです。

――血液型が「O型」の人は刺されやすいというのは本当なのでしょうか?

これまでの研究により、O>B>AB>Aという順番に刺されやすい傾向があることは示されていますが、科学的根拠はありません。

つまり血液型物質を察知しているわけではありませんので、上記のように、体温が高い人や汗っかきの人、黒色を身に着けている人などは要注意です。

日焼け止めと併用する際の“虫よけスプレーの正しい塗り方”は?

スプレー出典:stock.adobe.com

――「虫よけスプレー」を使っていても刺されることもあります。「虫よけスプレー」の効果的な使い方を教えてください。

肌の露出が増える夏や外出時は、虫よけスプレーを活用して蚊に刺されないようにしましょう。露出する肌にスプレーして、さらに手のひらでムラにならないよう塗り広げます。顔や首にスプレーする際は、まず手のひらにスプレーして、それを目の周りを避け、顔や首に塗るようにしましょう。

――日焼け止めと蚊よけスプレーの両方を塗る場合は、どのように塗ればいいでしょうか?

日焼け止めなどを塗る場合は、必ず最後に虫よけスプレーをご使用ください。逆の塗り方をすると、虫よけ剤の効果が弱くなる可能性があります。
虫よけスプレーはエアゾールタイプやミストタイプがあります。エアゾールタイプでは、パウダー入りで使用感の良いものや、汗や水に強く流れにくいものもあります。またジェルやシートタイプなどさまざまな剤型があります。用途に合わせてお選びください。

取材協力:アース製薬

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