教えてくれたのは……お掃除職人きよきよさん
いかに労力を少なくラクに掃除ができるかをコンセプトにした掃除術をYouTube(お掃除職人きよきよ)で発信中。
汚れが気になるけれど、どうしたらいいの?
今回は、トイレタンク上の手洗い場をきれいに掃除する方法をご紹介します。
「知らない間に白いような、黄色いようなカサカサしたものがつく」、「黒いものがつく」ときなど、どうしたらきれいになるんだろうと思う方も多いのでは?
これらの汚れは、ご自宅にあるトイレ用洗剤できれいになります。さっそく、掃除方法をご紹介します。
〈普段の掃除〉中性洗剤で洗う
トイレタンク上の手洗い場についた手垢やホコリを、中性洗剤で落としていきます。
用意するモノ
- 中性洗剤
- プラスポ
プラスポとは、100均やホームセンターなどで購入ができるスポンジです。プラスポはプラスチックの集合体なので、傷がつきにくいんです。
手順1.水を流しながら洗う
トイレのレバーを動かして、水を流しながら、中性洗剤とプラスポで洗います。
普段の掃除で、トイレ上の手洗い場を洗うときは、洗剤とプラスポで洗うだけで十分です。
〈気になる汚れがある場合〉トイレ用洗剤を使う
中性洗剤で掃除をしても、水が抜ける部分や水が出る部分のまわりが、カビで黒く汚れています。
カビ汚れ
カビ汚れは、塩素系の洗剤で落としていきます。
用意するモノ
- ドメスト
※ドメストを使用できない素材もありますので、注意事項をよく読んでからお使いください。
掃除方法
- カビ汚れにドメストを直接まきます。
- 2~3分(最大で5分ほど)放置をします。
- トイレのレバーを動かして、水を流します。
ドメストの原液は、完全に洗い流してください。ゴム手袋をした手を使って水をかけるなどをして、原液を残さずに洗い流しましょう。
水垢汚れ
ドメストを使って掃除をしても、汚れが残る場合があります。残った汚れは水垢の可能性もあるので、酸性洗剤を使って掃除をします。酸性系の洗剤が水垢を落とします。
注意事項
酸性洗剤と塩素は、混ぜると大変危険です。タンクの中やスポンジなどに洗剤が残っていると、2つの洗剤が混ざります。塩素を使った場合は、以下のような作業を行ってください。
- トイレのレバーを動かして、2~3回タンクの中の塩素を流してから、酸性洗剤を使うのがおすすめです。
- 塩素がついた掃除道具は、水で洗ってください。
用意するモノ
- トイレ用の酸性洗剤(サンポールなど)
- プラスポ
- カーボンのヘラ
掃除方法
- 洗剤を汚れがついている部分にまきます。
- プラスポで力を入れず、軽くこすります。
- タンクについた水垢をヘラではがします。
- タンクのレバーを動かして、洗剤を流します。
- 水垢汚れが残っている場合は、洗剤をまいて、ヘラでこすります。
酸性系の洗剤は2つの注意事項があります。
- 混ぜて使うと、大変危険です。
- 金属部分に洗剤がついたときは、黒くなることがあります。金属に長時間洗剤をつけることは絶対に避けてください。
洗剤は便器の中を洗う洗剤でOK!
今回は中性洗剤、塩素系洗剤、酸性洗剤を使って、手垢やホコリ、カビや水垢汚れを落としました。便器の中を洗うときに使う洗剤とタンクの手洗い場を洗う洗剤は、同じ洗剤で掃除ができます。
洗剤を使うときの最大の注意事項は、“洗剤を混ぜてはいけない”ということです。今回は塩素系の洗剤でカビ汚れを落とし、水でタンクの中にある洗剤をよく流してから、酸性系の洗剤で水垢を落としました。
掃除後の手洗い場は?
掃除前は、手垢やカビ、水垢で汚れていました。
掃除後は、汚れがすっきりと落ちています。今回掃除をしたトイレタンクは、陶器の手洗い場でした。今回はコーティング剤など塗っていませんが、陶器は汚れを落とすだけで艶が復活するので、きれいに見えますね。
いかがでしたか? トイレタンク上の手洗い場の汚れが気になったときは、ぜひ試してみてください。トイレ掃除をするついでにちょっと掃除をするだけで、きれいな状態を保てます。
▼詳しい掃除の方法は動画でも確認できます。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。