教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
ピーマンとみょうがの掛け合わせでからだが喜ぶ!
みょうがの独特の香りは、アルファピネンというリラクゼーション効果が高い香りです。みょうがの赤い色は、アントシアニンという抗酸化物質です。
またピーマンの独特な香りや苦みも有効成分になります。
ピーマンのわたには抗酸化力のあるヘスペリジンやピラジンなどが多く含まれています。周りの皮よりも種やわたに10倍近く多く含まれています。
ピーマンとみょうがはあまり一緒に使うことがないかもしれませんが、2つの食材をあわせると、ストレスで消耗しがちな栄養素が補えるので、体調管理にお役立ていただきたいレシピをご紹介します。
他の食材にもからだが喜ぶことが!
みょうがのほかにも、今回は花かつおや白ごまを使います。
・花かつお:うまみ成分には心をリラックスさせる効果があります。
・白ごま:カルシウムや鉄分が多く含まれています。カルシウムは心を軽くしたり、鉄分はうつっぽくなるのを防ぐ効果もあります。
「ピーマンとみょうがのおかか炒め」の作り方
ストレスケアに役立つ栄養素がたっぷり取れる一品です。ピーマンが無限に食べられる、箸が止まらないおいしさですよ。
材料
- ピーマン……6個
- みょうが……5~6個
- 花かつお……6g
- 白ごま(すりごまでも代用可)……大さじ3
- しょうゆ……大さじ1
- みりん……大さじ1
- 油(お好み)
ごまはそのまま食べると食感がいいのですが、栄養の吸収ができません。外側のからを傷つけてあげることで、中の栄養が吸収できるようになります。
作り方
1.白ごまをフライパンで軽く炒って、すりつぶします。白ごまはパチパチしてきたら火からおろし、すりつぶします。
白ごまをフライパンで軽く炒ることで香りがよくなり、一段とおいしくなります。シンプルなレシピだからこそ、こだわりをいれると楽しめると思います。
2.ピーマンとみょうがを切ります。
・ピーマン:縦半分に切って、中のわたや種も使います。ヘタの部分だけ手で取り除きます。わたや種をつけたまま細切りにします。
・みょうが:縦半分に切って、薄切りにします。食感を残すために少し太めの3mmぐらいの厚さにカットします。
※ピーマンを細切りにするとき、種がバラバラと取れてきますが、気にせずに包丁で切ってください。
3.フライパンを中火にかけます。お好みの油を入れください。今回はごま油を使い、ピーマンを先に炒めます。
4.ピーマンがしんなりしてきたら、みょうがを加えます。
5.しょうゆ、みりんをフライパンに入れて味付けをします。かつお節、すりごまもフライパンに加えて、全体をからめます。
甘めの味付けがお好きな方は、砂糖を少し加えてみてください。
6.器に盛りつけて、できあがりです。
ピーマンの苦みとみょうがのさわやかな香りが、炒め物にしても感じられる一品です。ごまのつぶつぶ感や、かつお節のうまみがアクセントになっています。いくらでも食べられるようなレシピです。
今回は「ピーマンとみょうがのおかか炒め」をご紹介しました。箸が止まらないほどのおいしさになっています。作り置きやお弁当のおかずにもおすすめです。ぜひ、試してみてください。
▼詳しい作り方は動画でも確認できます。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。