「リビング」が常に散らかっている家に共通する“3つの特徴”

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 「リビング」が常に散らかっている家に共通する“3つの特徴”

2023.10.17

こんにちは、整理収納アドバイザーの三條凛花です。キレイに片づいたリビングが理想なのに、そもそも片づけまで手が回らなくていつも散らかっている……ということはありませんか? 疲れて帰ってきたところで散らかっているのを見ると、さらにぐったりしてしまいますよね。この記事では、散らかっているリビングの3つの特徴と、その解決策を紹介します。帰ってきたときにほっとくつろげるリビングを保つためのコツを一緒に考えていきましょう。

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【特徴1】紙類がタワー状に重なっている

散らかっているリビングの1つ目の特徴は「紙類が山積みになっている」ことです。たとえば子どもが学校から持ち帰ったプリント類、届いたDMやカタログ、読みかけの雑誌など。とりあえず「整頓」しようと重ねていませんか?

リビングを見ればわかる。なぜか片づけに時間がかかる部屋の3つの特徴
一見すると散らかっていないように見えます。でも、一時的にいろんな種類の紙類を重ねてしまうと、それぞれの戻し場所がわかりにくくなります。

探すためにまた崩したり、元に戻すのに時間がかかったりして散らかる原因になりがちです。
すぐできる解決策を3つ紹介します。

1.ボックスファイルに立てて、新しいものを右に追加していく 
リビングを見ればわかる。なぜか片づけに時間がかかる部屋の3つの特徴
2.カテゴリ別・人別に箱を用意する 
リビングを見ればわかる。なぜか片づけに時間がかかる部屋の3つの特徴
3.積み重ねる場合は1アイテム=1クリアファイルへ
リビングを見ればわかる。なぜか片づけに時間がかかる部屋の3つの特徴

わが家では「2」「3」の方法を併用しています。

【特徴2】衣類が脱ぎ捨てられている

散らかっているリビング2つ目の特徴は「衣類が洗面所ではなくリビングに脱ぎ捨てられている」ことです。

リビングを見ればわかる。なぜか片づけに時間がかかる部屋の3つの特徴
パートナーや子どもが、脱いだ場所にそのまま置いてしまうケースや、脱衣所が2階にあり面倒くさがるケースが想定されます。
解決策はシンプルですが「カゴ」を設置すること。
リビングを見ればわかる。なぜか片づけに時間がかかる部屋の3つの特徴
特に2階に脱衣所があるケースで有効。見つけるたびに何度も往復しなくて済みます。

カゴを設置しても家族が守ってくれない場合もあります。その場合も、家族の代わりに洗面所に持っていくのではなく「とりあえずカゴに入れる」ならハードルが下がりますし、見た目も散らかって見えません。

【特徴3】荷物が置きっぱなしになっている

散らかっているリビングの3つ目の特徴は「荷物が置きっぱなしになっている」ことです。

帰宅後のバッグやランドセルがそのまま床に置かれていたり、開けた状態で中身も一緒に散乱していたり……。実際、SNSでアンケートを取ってみたところ、50人中6割が「リビング」に置きっぱなしにしがちとの回答でした。
解決策は「大きめのカゴ」と「スタッキングできる小さめのケース」の2種類を用意すること。
バッグ類は大きめのカゴへ。一時置き場にします。

リビングを見ればわかる。なぜか片づけに時間がかかる部屋の3つの特徴

その場で中身を出したい場合は小さめのケースに分類しながら入れましょう。
リビングを見ればわかる。なぜか片づけに時間がかかる部屋の3つの特徴クローゼットや玄関に戻すもの、親が確認するべきもの、洗濯するもの、キッチンで洗うものなど分類しておくことで片づけやすくなります。
リビングを見ればわかる。なぜか片づけに時間がかかる部屋の3つの特徴
時間がないときはとりあえずカゴへ。余力があれば中身を戻す場所別にわけるところまで挑戦しましょう。「これはどこに持っていくんだっけ?」と考えなくて済みます。
また、玄関に一時置き場をつくるのも一案です。
リビングを見ればわかる。なぜか片づけに時間がかかる部屋の3つの特徴

そもそもどうしてリビングは散らかりやすいのか?

最後に、私が思う「リビングが散らかりやすい理由」を紹介します。
それは「家族それぞれの」「さまざまな色・形・大きさのもの」が「毎日たくさん」入ってくるからです。
リビングが散らかりやすい理由
一つ手にとるたびに判断が必要になる。このひと手間が無力感につながっている……私はそう考えています。
ここまで紹介してきたように、似たものをまとめて、片づけ場所に合わせて分けておくと、こうなります。
リビングが散らかりやすい理由1枚目の画像より、ずっと頭の中がスッキリしませんか?

また、目に入る情報量が多いと、それだけで大変に感じられますし、目についたところから始めてしまって部屋全体は汚いまま……ということも。
リビングが散らかりやすい理由
箱やケース類を100円ショップでも購入できる無地のカットクロスなどで覆うだけでも、目に入る情報量が減り、急いで片づけたほうがいい「床に落ちているもの」や「机の上にあるもの」を判断しやすくなりますよ。
わが家では大判のリネンハンカチや布製ピクニックシートを活用しています。

リビングが散らかりやすい理由先ほどと同じ場所ですが、すっきりして見えませんか? この状態でもしテーブルが散らかっていたら、そちらに目がいきます。床に服が落ちていたら「まずはこれを!」と気づけます。

毎日のリセット片づけは、やってもすぐ元に戻ってむなしくなることもありますよね。毎日続くことだからこそ「片づけにかかる判断時間」を減らせると楽になると思います。紹介した方法が少しでも役に立てばうれしいです。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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