【特徴1】紙類がタワー状に重なっている
散らかっているリビングの1つ目の特徴は「紙類が山積みになっている」ことです。たとえば子どもが学校から持ち帰ったプリント類、届いたDMやカタログ、読みかけの雑誌など。とりあえず「整頓」しようと重ねていませんか?
一見すると散らかっていないように見えます。でも、一時的にいろんな種類の紙類を重ねてしまうと、それぞれの戻し場所がわかりにくくなります。
探すためにまた崩したり、元に戻すのに時間がかかったりして散らかる原因になりがちです。
すぐできる解決策を3つ紹介します。
1.ボックスファイルに立てて、新しいものを右に追加していく
2.カテゴリ別・人別に箱を用意する
3.積み重ねる場合は1アイテム=1クリアファイルへ
わが家では「2」「3」の方法を併用しています。
【特徴2】衣類が脱ぎ捨てられている
散らかっているリビング2つ目の特徴は「衣類が洗面所ではなくリビングに脱ぎ捨てられている」ことです。
パートナーや子どもが、脱いだ場所にそのまま置いてしまうケースや、脱衣所が2階にあり面倒くさがるケースが想定されます。
解決策はシンプルですが「カゴ」を設置すること。
特に2階に脱衣所があるケースで有効。見つけるたびに何度も往復しなくて済みます。
カゴを設置しても家族が守ってくれない場合もあります。その場合も、家族の代わりに洗面所に持っていくのではなく「とりあえずカゴに入れる」ならハードルが下がりますし、見た目も散らかって見えません。
【特徴3】荷物が置きっぱなしになっている
散らかっているリビングの3つ目の特徴は「荷物が置きっぱなしになっている」ことです。
帰宅後のバッグやランドセルがそのまま床に置かれていたり、開けた状態で中身も一緒に散乱していたり……。実際、SNSでアンケートを取ってみたところ、50人中6割が「リビング」に置きっぱなしにしがちとの回答でした。
解決策は「大きめのカゴ」と「スタッキングできる小さめのケース」の2種類を用意すること。
バッグ類は大きめのカゴへ。一時置き場にします。
その場で中身を出したい場合は小さめのケースに分類しながら入れましょう。
クローゼットや玄関に戻すもの、親が確認するべきもの、洗濯するもの、キッチンで洗うものなど分類しておくことで片づけやすくなります。
時間がないときはとりあえずカゴへ。余力があれば中身を戻す場所別にわけるところまで挑戦しましょう。「これはどこに持っていくんだっけ?」と考えなくて済みます。
また、玄関に一時置き場をつくるのも一案です。
そもそもどうしてリビングは散らかりやすいのか?
最後に、私が思う「リビングが散らかりやすい理由」を紹介します。
それは「家族それぞれの」「さまざまな色・形・大きさのもの」が「毎日たくさん」入ってくるからです。
一つ手にとるたびに判断が必要になる。このひと手間が無力感につながっている……私はそう考えています。
ここまで紹介してきたように、似たものをまとめて、片づけ場所に合わせて分けておくと、こうなります。
1枚目の画像より、ずっと頭の中がスッキリしませんか?
また、目に入る情報量が多いと、それだけで大変に感じられますし、目についたところから始めてしまって部屋全体は汚いまま……ということも。
箱やケース類を100円ショップでも購入できる無地のカットクロスなどで覆うだけでも、目に入る情報量が減り、急いで片づけたほうがいい「床に落ちているもの」や「机の上にあるもの」を判断しやすくなりますよ。
わが家では大判のリネンハンカチや布製ピクニックシートを活用しています。
先ほどと同じ場所ですが、すっきりして見えませんか? この状態でもしテーブルが散らかっていたら、そちらに目がいきます。床に服が落ちていたら「まずはこれを!」と気づけます。
毎日のリセット片づけは、やってもすぐ元に戻ってむなしくなることもありますよね。毎日続くことだからこそ「片づけにかかる判断時間」を減らせると楽になると思います。紹介した方法が少しでも役に立てばうれしいです。