なんで今まで作らなかったんだろう…。おいしくて栄養も逃さない【ごぼうの竜田揚げ】

料理・グルメ

 ごぼうの竜田揚げ

2023.11.28

きんぴらや煮物など副菜・脇役のイメージが強いごぼうですが、「がっちりおかず」へと変えてくれる調理法があります。それは「竜田揚げ」。天ぷらよりも簡単で、味も食感もしっかりで、おかず度も満点。今回は野菜なのにがっちり食べれる「ごぼうの竜田揚げ」の作り方を、逃げやすい「ごぼうの栄養」までちゃんと食べれる方法も含めてご紹介します。

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ごぼうの食べ方

ごぼう

ごぼうは、たくさんの食物繊維とポリフェノールを含んでいて、美容と健康に大きな効果があります。ですがあることをしてしまうと、その栄養がざっくりと逃げることも。

大切な栄養までもれなく食べるには、以下のことがポイント。

1. 水につけすぎない

ごぼうは水に溶ける食物繊維を多く含んでいます。アク抜きで長く水につけると、腸内を整えてくれるその食物繊維が流れてしまいます。水につけたいときは短めに。

2. 皮をむかない

抗酸化作用で美容にいいポリフェノールは、にたくさん含まれています。ごぼうの皮はむかずに、手で泥を洗い流してから、包丁の背でごぼうの表面を軽くこそげ落とす程度で充分です。

ごぼう

竜田揚げとは

具材をさっと調味料に「漬け込んでから揚げる」のが竜田揚げ。ごぼうの表皮が調味料に漬かるので、アクが出て変色するのを防いでくれます。ごぼうを水につける必要もありません。またごぼうを大きめに切るので、皮ごとたっぷりポリフェノールを味わこともできます。

これらをふまえて「ごぼうの竜田揚げ」を作っていきましょう。

ごぼうの竜田揚げ(調理時間:15分)

ごぼうの竜田揚げ

材料(2人分)

・ごぼう(6cm幅カット)……2分の1本
・片栗粉……適量
・揚げ油……適量
・七味マヨネーズ……お好みで

(調味料)
・しょうゆ……大さじ1
・みりん……大さじ1
・にんにく(すりおろし)……1かけ
・しょうが(すりおろし)……1かけ

作り方

1. ごぼうを洗います。皮はむかずに手で泥を洗い流してから、包丁の背でごぼうの表面を軽くこそげ落し、水できれいに流します。

2. ごぼうを6cm幅、縦2等分に切ります(太い場合は4等分で)。さらにすり棒などで叩くと味もよくしみ込みます。

3. 調味料を合わせたボールやポリ袋などにごぼうをすぐに入れ、よくからませてから1分ほど漬け込みます。

作り方1

4. 3の水気を軽く切り、ボールに入れた片栗粉にからませ、よくなじませます。

5. 180℃ほどの油で4を揚げる。表面がきつね色になり、カリッとしてきたら網に乗せて油を切ります。お好みで、七味をかけたマヨネーズなどを添える。

作り方2

まとめ

今回はごぼうの竜田揚げレシピと、ごぼうの栄養を逃さない調理ポイントをお伝えしました。

・ ごぼうはアク抜きで水に長くつけない
・ ポリフェノールたっぷりの皮をむかない
・ 竜田揚げは、ごぼうの栄養を逃さず食べれる調理法

ちなみにごぼうのアクはポリフェノールなので、茶色く変色しても問題なく食べれます。料理の見た目が大切なおせちなどのときは水につけるなど、状況により使い分けるといいですね。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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