45歳年上の加トちゃんの血圧に変化が。加藤綾菜さんが語る“減塩料理のメリット”と“続けるコツ”

料理・グルメ

2023.12.19

23歳のときに、加トちゃんこと加藤茶さんと結婚された加藤綾菜さん。45歳年上の夫の健康のため、病院の先生に循環器病の予防について学びに行ったと言います。おいしい減塩料理がカンタンに作れる綾菜流「万能 氷だし」で加トちゃんの体調が明らかに良くなったとのことで、減塩料理のメリットや続けるコツを詳しく伺いました。

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お話を聞いたのは……加藤綾菜さん

加藤綾菜さん

1988年広島生まれ。2011年にザ・ドリフターズの加藤茶さんと結婚。高齢の夫を支えるため「生活習慣病予防アドバイザー」「介護食アドバイザー」「介護レクインストラクター」など多くの資格を取得。YouTube「加藤家の日常」やさまざまなメディア、イベントに出演中。

血液検査の度に数値が改善

――綾菜さんの書籍『加藤家の食卓』では、氷だしを使った減塩のお料理を紹介しています。この氷だしで、加トちゃんの体調にも明らかな変化がありましたか?

明らかな変化がありました。血圧もよくなったし、血液検査の数値も以前より改善しています。人間ドッグを受けるたびに数値が良くなっていくので、先生が「すごい!」ってびっくりしていました。「医学では限界があるけど、こうして家でできることを日頃からしっかりやれば、こんなにもよくなるんだね」と先生が言ってくれたんです。

私も一緒に同じ食生活をするので、私自身もめちゃくちゃ体調が良いんです。どこか悪かったというわけではないんですけど、体が軽くなった感じです。3kg落ちたんですよ。多分、むくみが取れたんだと思います。私、毎日ごはんを3杯食べるので、本当ならもっと落ちてるかもしれませんが、ごはんがおいしくてやめられないんです(笑)。

――減塩ができると、体調にいろいろな変化があるんですね。

普通の減塩食っておいしくないものが多いんですけど、氷だしはおいしいと感じながら減塩ができるのが大きいと思います。ちーたん(加藤茶さんのこと)も今では減塩食に慣れて、私より舌が繊細になったかもしれません。

外食がしょっぱく感じるらしくて、私が何も言わなくても、本人が気をつけるようになりました。料理のうま味をすごく感じるようになったみたいです。高木ブーさんにもこないだ氷だしで作った食事を出したら「うまい!」と言って食べてくれていたので、本当においしいんですよ。

1日1食の氷だしで健康的に!

――減塩とか健康食って、我慢して食べなきゃいけないものというイメージが強いですが、そうではないんですね。

全然違います。今、40代から80代までの世代で約1,000万人ぐらい減塩の食生活をしなくてはいけない人がいるそうです。血圧が高くなってきて、体調が崩れ始めるのが40歳過ぎたくらいからですよね。減塩なんてめんどくさいと言ってやらない人も多いと思うんですが、1日のうち1食だけでも氷だしを使ったレシピに変えることで、体調も整うと思います。

――氷だしを常備しておけば、健康にも良いし時短にもなりますね。

本当にそうなんです。氷だしを作っておけば、料理がパッと作れるんです。ほうれん草を茹でて、氷だしと和えたらそれでおひたしが完成します。超簡単ですよ。

▼綾菜流「万能 氷だし」のつくりかた
※レシピの後にインタビューが続きます。

万能氷だし

材料(キューブ10個分)※1個の塩分は0.3g

  • 玉ねぎ…2分の1個
  • しょうが…5g(2分の1かけ)
  • 酒かす…6g(約小さじ1)
  • かつお節…6g
  • しょうゆ…大さじ1
  • 水…1カップ

作り方

  1. 小鍋にすりおろした玉ねぎとしょうが、水、酒かすを入れて中火にかける。沸騰したら中火弱にして約5分煮る。玉ねぎの甘みとしょうがの有効成分がしっかり出る。
  2.  火を止め、かつお節を先にいれてから、しょうゆを入れ、鍋を回してなじませる。かつお節が沈むまで1分ほど待つと、温度が下がってうま味が出やすい。
  3.  ざるでこす。ペーパーは使わず、かつお節などざるに残ったものは、ヘラやスプーンの背などで押して水分をしっかりしぼり落とす。うま味や塩味が入っているので、よくしぼる。
  4.  製氷皿に3を流し入れる。粗熱がとれたらラップをして冷凍庫で冷やし固める。そのまま2週間ほど保存可能。

忙しいときは無理をしない

――旦那さまのために普段から食事に気を使われていますが、お仕事などで疲れているときでも、頑張って台所に立つのでしょうか。

無理はしません。不摂生するときもありますよ。疲れていたら、買ってきたものを食べることだってもちろんあります。それもめんどうだったら出前を取ります。数日テレビ局にいて、ロケ弁続きなんてこともあるけど、それはその後の食事でまた取り戻せるので、1回の食事にピリピリすることはないです。

ちーたんは、月に1回血液検査をしているんですが、1週間氷だしを使った料理を食べられなかったときに、一気に血圧が上がっていたことがあったので、少なくとも週に2、3回は氷だしの食事は摂るようにしています。

――氷だしは使ってみたいけど、料理に自信がないという方にお勧めのレシピはありますか?

ありますよ! 炊飯器に材料を入れて、ボタンを押したらできるレシピもあるのでおすすめです。

綾菜さんおすすめ!「大根とほろほろ鶏肉とゆずこしょうの炊飯ジャー煮込み」レシピ

レシピ

材料(4人前)
1人分 197kcal 塩分0.9g

  • 大根…200g
  • 鶏もも肉…1枚(250g)
  • 片栗粉…小さじ2
  • しいたけ…100g
  • しょうが…2片
  • 小ねぎ…1本(お好みで)

A

  • 氷だし…4個
  • ゆずこしょう…小さじ1
  • 水…2分の1カップ
  • みりん…大さじ2
  • しょうゆ…小さじ2分の1

作り方

  1. 大根は皮つきのまま2cmの厚さのいちょう切りに。鶏肉はひと口大に切り、片栗粉をまぶす。しいたけは石づきのかたい部分を取り除き、軸は切り離し、かさは4等分に切る。軸も捨てずに使用する。しょうがは千切りに。
  2. 炊飯釜に大根、鶏肉、しいたけ、しょうがの順に重ね、Aを入れて普通炊飯する。
  3. 炊き上がったらざっくりと混ぜる。そのまま食べるよりも、一度冷蔵庫で冷やしてから温め直して食べると味が染みておいしい。お好みで斜め切りにした小ねぎを添える。

「自分は素晴らしい存在」と思って自分を大切に

――いろいろなお話を聞かせていただきましたが、最後にsaitaの読者のみなさんへ、綾菜さんからメッセージをお願いします。

私は、ちーたんが健康に長生きできるように食生活をすごく大切にしています。でも、もう一つ人が生きていく上で大事なことがあると思っていて、それは“自分を大切にすること”だと思っているんです。自分自身が大切な存在で、素晴らしい存在なんだって思っていることって大事です。

私、中学の頃いじめにあっていましたが、そのときですら自己肯定感が下がることはなかったです。人にひどいことを言われても、自分は素晴らしい存在なんだって思っていました。

私はこれまでの人生で、常に自分を信じてきました。大人になっても、自分を信じ続けることって大事なことだと思うので、これからもそうして生きていきます。みなさんも「私は素晴らしい存在なんだ」と思って、自分を大切にしてくださいね。

加藤綾菜さん

飾らず真っすぐに質問に答えてくださる綾菜さん。今回のインタビューを通して、綾菜さんの印象が変わったという方もいるはず。お話を聞く中で、加藤茶さんにとって、綾菜さんの存在は想像するよりずっと大きいのだろうと感じました。こんなに思ってくれる人と夫婦になれるって、素敵なこと。理想的なご夫婦のお話を聞き、幸せな気持ちになりました。加藤綾菜さん、ありがとうございました。

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