風邪の引きはじめに飲みたい。身体を芯から温める【ネギと生姜のスープ】

料理・グルメ

2024.01.02

空気が乾燥し、菌やウィルスが活発になる冬。「体調が悪いかな」と急に感じるときも多いですよね。そんなときにおすすめなのが「ネギのスープ」。ネギには、風邪の引きはじめに必要な成分がたっぷりと詰まっています。今回はそんなネギの栄養をご紹介し、冷えに効果的な生姜と合わせた、身体を温めるスープを作っていきます。

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ねぎの栄養

ねぎ出典:www.photo-ac.com 

冬の鍋料理には欠かせない薬味となるネギ。根に向かって鮮やかになる白さと、切ったときのツンとする香りが特徴です。そしてその香りには、以下の効能を持つ大切な成分が含まれています。

1. 疲労を回復する

ねぎ出典:www.photo-ac.com 

ツンとする香りは「硫化アリル」という成分。

主に白い部分に含まれていて、糖質からエネルギーを生み出すビタミンB1の働きを助け、疲労を回復します。身体が疲れたときに、ネギがとてもおいしく感じる理由のひとつですね。

2. ウィルスから身体を守る

硫化アリルは抗菌作用も持っていて、菌やウィルスから身体を守る働きがあります。風邪の引きはじめにはとても重宝する成分です。

3. 身体を温める

ネギは昔からある中医学の中では、身体を温める食材の代表格。冷えなどによる体力の低下を防ぎ、風邪の初期症状の改善によく使われています。

このようなネギの栄養をふまえ、さらにしょうがと合わせ、身体の温め力を高めるスープを作っていきましょう。

ネギと生姜のスープ (調理時間:10分)

ネギと生姜のスープphoto by Nao Yamada

ごま油で炒めた、ネギと生姜の香ばしいコクがあるスープ。身体が芯から温まり、ポカポカとしてきます。

材料(2人分)

・長ネギ (斜めカット)……1本
・生姜 (みじん切り)……小さじ1
・絹とうふ (2cm角)……2分の1丁

・水……400ml
・野菜(中華)ブイヨン……小さじ2
・しょうゆ……小さじ1
・ごま油……大さじ1.5
・塩こしょう……適量

作り方

1. 鍋にごま油を熱し、生姜を弱火で炒めます。色づいてきたらネギも入れ、しんなりなるまでさらに炒めます。

調理1photo by Nao Yamada

2. 1に水と野菜ブイヨンを入れ、沸騰したら1〜2分煮ます。豆腐を入れ、しょうゆと塩こしょうで味をととのえます。
調理2photo by Nao Yamada

まとめ

今回はネギと生姜を使った冬のスープと、以下の特徴をご紹介いたしました。

⚫︎ ネギのツンとする香りは疲労回復の成分「硫化アリル」
⚫︎ 硫化アリルは、抗菌作用でウィルスから身体を守る
⚫︎ ネギは身体を温めるので、かぜの初期症状におすすめ

何かと疲れがたまる年末年始などはネギを積極的に食べ、元気に乗り切っていきましょう。

<参考>
「新・野菜の便利帳 健康編」 名取貴光監修

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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