教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん
株式会社コレット代表取締役。心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。著書に『自分の気持ちがわからない沼から抜け出したい』(KADOKAWA)がある。
自覚なく人を傷つけてしまう人の特徴
「そんな言い方しなくても」「もっと言い方があるのに」なんて会話をする人がいますよね。
人を傷つけてしまう人は自覚のない場合も多いです。今回は人を傷つける人はどのような心理や特徴があるのかを解説していきます
人前で怒る・叱責する
私たちが意外に傷ついてしまうこと。
それは人前で叱責されることです。恥ずかしさや劣等感で尾を引きます。怒った側は「至らないところを指導した」「君のためを思って言っている」なんて思っている場合も少なくありませんが、怒られた側の気持ちをあまりにも考えていない行動と言えます。
こういった言動をとる人は、支配的な立場をとることに快感を持っている深層心理があります。
相手が気にしていることを口に出す
容姿や性格など、誉め言葉ではないことを言われて良い気持ちがする人はいません。例えば「仕事が遅い」「洋服が似合ってない」「モテなさそう」なども相手を傷つけている可能性があります。
言っている側は“いじっている”感覚で傷つけるつもりはないかもしれません。いつの間にか人を傷つけてしまう人は共感力は低めで、精神的に未熟なところがある人です。
嫉妬心が強い
劣等感を抱えて嫉妬心が強い人は、優位に立ちたい思いが強いあまり、相手を傷つける言動をとってしまいます。
自分よりも恵まれている、自分よりも上だと感じると、相手が気にすることや不名誉な部分を指摘してマウントを取りたくなってしまうのです。
このような対応を受けた場合は、“私の方が上だと認められたんだな”と心の中で自分に声をかけてあげましょう。
人を傷つけてしまう人との付き合い方
相手を傷つける人は、“自分が大事”であることにしか意識が向いていません。理不尽なクレーマーを想像すると分かりやすいのですが、“自分の方が被害者だ”と信じて強く主張したり、理不尽な言動を強要したりしてしまいます。
相手への思いやりの持ち方が育っていない人なので、自分の欲求だけを優先して他人の感情を無視してしまいがちです。
これは相手の問題なので、私の問題ではないと一旦気持ちをリセットしてあげましょう。