カビ
植物のように根を張るカビは、クエン酸が不得意とする汚れのひとつ。
クエン酸で掃除をすると表面的な汚れは落ちますが、根絶させることはできません。むしろ、クエン酸の拭き残りがカビの栄養源となり、発生しやすくなる場合もあります。
カビは根本から落とさないと再発するため、クエン酸は不向きです。
油汚れ
油汚れは酸性なので、クエン酸を使っても中和しません。使うべきなのは、重曹などアルカリ性の洗剤です。
クエン酸で掃除をしても汚れは浮かないため、掃除効率がアップするどころか、かえって時間がかかります。
皮脂・手アカ汚れ
クエン酸が効かないのは、皮脂汚れにも言えること。皮脂や手アカは酸性の汚れなので、クエン酸を使ってもそれほどきれいになりません。
むしろ、クエン酸が白く残ることがあるため、掃除が二度手間になる場合も……。ドアや電気スイッチなど手アカが溜まりやすい場所は、アルカリ電解水や重曹を使いましょう。
酸性の汚れは不得意
基本的に、同じ性質の洗剤を組み合わせても汚れは落ちません。クエン酸と酸性の汚れは相性が悪く、きれいにならないどころか掃除効率が落ちたり、手間がかかったりする場合がありますので、使用は避けるのが無難です。
クエン酸は水アカや尿はねなどアルカリ性の汚れに効果的ですので、相性がよく効果を発揮できる場所・汚れの掃除に活用してください。