かえって掃除効率が悪くなる。「クエン酸で落ちない3つの汚れ」とは【知って得する掃除術】

家のこと

2024.02.19

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。水まわり掃除に便利なクエン酸ですが、じつは不得意な汚れもあります。ここでは、掃除効率が悪い「クエン酸で落ちない汚れ」についてご紹介します。

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カビ

カビ出典:stock.adobe.com

植物のように根を張るカビは、クエン酸が不得意とする汚れのひとつ。
クエン酸で掃除をすると表面的な汚れは落ちますが、根絶させることはできません。むしろ、クエン酸の拭き残りがカビの栄養源となり、発生しやすくなる場合もあります。
カビは根本から落とさないと再発するため、クエン酸は不向きです。

油汚れ

油汚れ出典:stock.adobe.com

油汚れは酸性なので、クエン酸を使っても中和しません。使うべきなのは、重曹などアルカリ性の洗剤です。
クエン酸で掃除をしても汚れは浮かないため、掃除効率がアップするどころか、かえって時間がかかります。

皮脂・手アカ汚れ

皮脂出典:stock.adobe.com

クエン酸が効かないのは、皮脂汚れにも言えること。皮脂や手アカは酸性の汚れなので、クエン酸を使ってもそれほどきれいになりません。
むしろ、クエン酸が白く残ることがあるため、掃除が二度手間になる場合も……。ドアや電気スイッチなど手アカが溜まりやすい場所は、アルカリ電解水や重曹を使いましょう。

酸性の汚れは不得意

汚れ出典:stock.adobe.com

基本的に、同じ性質の洗剤を組み合わせても汚れは落ちません。クエン酸と酸性の汚れは相性が悪く、きれいにならないどころか掃除効率が落ちたり、手間がかかったりする場合がありますので、使用は避けるのが無難です。
クエン酸は水アカや尿はねなどアルカリ性の汚れに効果的ですので、相性がよく効果を発揮できる場所・汚れの掃除に活用してください。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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