教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん
株式会社コレット代表取締役。心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。著書に『自分の気持ちがわからない沼から抜け出したい』(KADOKAWA)がある。
ひとから距離を置かれる人の特徴
ひとから距離を置かれる人には特徴があります。まず分かりやすい部分でいうと、“見た目”も大事なポイントです。
今回は、性格よりも分かりやすい部分に注目してお届けします。
表情が困っている・怒っている人
人は、誰しも心地よく過ごしたいと思っています。ということは、困っている顔や怒っている顔の人に近寄ると、自分になんらかの我慢や圧がかかると予想されるわけです。できるだけ近寄りたくないなと思われてしまうので、必要最低限な関わり方しかしてもらえません。
ご自分で鏡を見てみてください。
眉間にしわが寄っていたり、口角が下がったりしていないでしょうか?
表情を変えるのは、自分でいつでも修正可能です。
目線は上の方を意識してキープする、1時間に1回深く深呼吸してスッキリさせるなど、自分にも周りにも気持ちがよくなれることを実践していきましょう。
笑顔がない・無表情の人
「得体のしれない恐怖」という言葉があるように、私たちは“わからない”ことが、なんだか怖いと思ってしまいます。
表情がない、いつも真顔の表情をしている人には、何を考えているのか分からない印象があり、接する人に緊張や不安を与えてしまうのです。
そして、冷たい印象を与えて思いやりも感じられないため、人を大切にしない人、信用できない人という印象までついてしまいます。
表情をつくるのが苦手な人は、代わりに言葉で伝えたり、2割くらいの笑顔の表情を研究したり、自分なりのアプローチを探ってみてください。
挨拶をしない人
もしあなたが挨拶をしたときに相手が挨拶を返してくれなかったら、相手にどのような印象をもちますか?
“常識がない人”といった印象をもつ方が多いのではないでしょうか。つまり挨拶をするだけで、常識のあるちゃんとした人という印象をもってもらえるということです。
挨拶は、誰とでもコミュニケーションを取れる最強のツールです。
どんなに話が合わないIQが高い人でも、言葉の通じない外国の人ととでも、誰とでもできるのが挨拶。素敵な挨拶をされたら、自分も相手も気持ちがいいですよね。「今日はいい一日だ!」と感じてしまうくらい、素晴らしい効果があります。
「挨拶は意識して気持ちのいいものを」を標語にしておきたいものですね。
人との距離は、自分の言動次第。
今回は分かりやすいもの、簡単に修正できるものをお届けしました。できることから改善してみてくださいね!