「わからない」がやる気を奪う
掃除がしんどい理由のひとつは「わからない」こと。掃除のやり方、必要な道具や洗剤がわからないケースです。
たとえば……
レンジフードの掃除はなにから始めたらいいんだろう?
お手入れ方法を調べたいけど取説をなくしちゃった……。
この場所にはクエン酸と重曹どちらが合うんだろう?
やり方や道具、洗剤がわかってはじめて掃除に進めます。とはいっても、必要なものが揃っていないとさらにやる気は奪われる。つまり、掃除に関して「わからない」ことがあるというのは、マイナススタートなのです。
そこで対策を3つご紹介しましょう。調べたり考えたりする時間を削るのがポイントです。
対策1「洗剤はシンプルにする」
重曹やクエン酸を使ったナチュラルクリーニングはとても魅力的です。でも、じつは掃除上級者向き。とくに調べるのが面倒な人にはストレスになりがち……。
「クイックルホームリセット」「ウタマロクリーナー」などの、家じゅうどこにでも使いやすい中性洗剤があるだけで、迷いにくくなりますよ。
対策2「掃除ノートをつくろう」
一度調べても、忘れてしまうとハードルは大きく上がります。
「わからない」の一番の対策は「急がば回れ」方式。一見面倒に思えても、ノートなどにまとめておくと便利なんです。対策1を見てもやっぱりナチュラルクリーニングが気になる! という人にもおすすめ。
ここではどなたでも気軽にできるシンプルな方法をお伝えします。一冊ノートを用意して、調べた順番に書いていくことです。
何について書いたのかわかるように、見出し+メモの構成にします。
あとは最後のページにインデックスを作成。部屋別、アイテム別など探すときのヒントになりそうな項目を入れます。これだけで、あとから検索できるノートになりますよ。
ちなみに、私は「これだ!」と思った方法が見つかったらカードにまとめています。
対策3「まとめ調べタイムをつくる」
忙しい毎日の中で、その都度調べるのは大変ですよね。しかも、検索するとついLINEを開いてしまったり、ネットサーフィンをしたりと本来の目的から逸れてしまうことも……。
そこでおすすめしたいのが「まとめ調べタイム」です。急がなくていいものであれば、疑問点をメモだけしておきます。
そして、通勤時間の合間やお昼休みなどのスキマ時間を活用して一気に調べます。最初に「調べる時間だ!」と決めることで、他のアプリに気を取られにくくなります。
掃除は始める前に「調べる」作業が出てくるとマイナススタートになってしまいます。もちろん、初めて調べるものは仕方がありません。でも、同じことを何度も調べないように工夫する。この積み重ねで、面倒に感じる掃除にもすぐ取りかかれるようになっていきますよ。