1.「いつか使えるかも……」は「具体的にいつか?」をイメージしてみよう
モノを捨てられない方の多くが、「いつか使えるかも……」と思うと捨てられないとおっしゃいます。そこで、もう少し深堀して、具体的に「いつか」の「いつ?」をイメージしてみましょう。例えば、「この水着はこの夏着るかもしれない…‥」と思ったときに具体的に「いつ」とイメージできるモノは、無理に捨てる必要はありません。
ですが、イメージする「いつか」が何年も先であったり、具体的にイメージできないのであれば、手放してもよいのではないでしょうか? 改めて、「いつ使うのか?」という視点でモノと向き合いましょう。具体的にイメージできない曖昧な未来のために、空間を使うのではなく、大切な今のために空間を使ってみませんか?
2.1度使ったきり使っていないモノの「使わない要因」を深堀りしよう
1度使ったきり使っていないモノが家の中のあちこちに点在されて、収納スペースを圧迫していませんか? 1度は使ってみたものの、その後使っていないのには何かしらの要因があるはずです。
- 使い勝手が悪かった
- 使うシーンがなくなった
- 存在を忘れていた
本当に必要なモノであれば、日々の暮らしの中で使っていくはずです。使っていない要因を改めて深堀りしてみましょう。また、改めて使ってみることで、「やっぱり使おう!」となるのか、「やっぱり使いにくいから必要ないな……」となるのでは。改めてモノと向き合って、必要なモノかそうでないモノか、しっかり見極めていきましょう。
3.もったいない!の捉え方を変えてみよう
「まだ使えるモノ、壊れていないモノを捨てるなんてもったいない!」というマインドだと、なかなかモノを手放すことを決断できません。モノの価値を軸に捉えるのではなく、時間や空間を軸に捉えてみましょう。モノが多いことで探し物ばかりしている時間、使っていないモノで埋め尽くされた空間、それこそが「時間と空間がもったいない!」と捉えることができますよね。
モノにフォーカスするのではなく、モノを扱っている自分自身、自分の時間、自分の空間を大切にする視点でモノと向き合うと、違った捉え方になりモノを「捨てる」ことで得られる時間、空間に価値を感じることができるのではないでしょうか?
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捨てられないを乗り越えて、捨てられるマインドになるコツをご紹介しました。
モノと向き合うことは、ご自身の大切にしたい価値観を再確認する作業だと思います。モノにフォーカスするのではなく、自分がどんな空間に身を置きたいのか、どんなモノを大切にして過ごしたいのかという視点で、モノと向き合い、必要なモノ、大切なモノを選びましょう。理想の暮らしを叶えるために、是非「もったいない」に縛られない片付けに取り組んでください。