「冷暗所」はどこのこと?意外と知らない“誤解されやすいNGな食品保存場所”

家のこと

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2024.05.30

食品のパッケージを見ると、「開封後は冷暗所で保存」と書いてあるのをよく目にします。 この“冷暗所”とはどんな場所をさすのでしょうか。ここでは、意外と間違いやすい、「じつはNGな冷暗所」についてご紹介します。

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冷暗所は季節によって変わります

冷暗所というと、なんとなく「冷たい場所」というイメージがわきませんか?
しかし実際には、冷蔵庫と冷暗所はまったく別ものです。
冷暗所のはっきりとした定義はありませんが、

(1)1~15℃で温度が一定
(2)風通しがよく湿度が低い
(3)直射日光があたらない

上記3つの条件がそろっている場所を「冷暗所」と言います。
そのため、気をつけるべきなのが季節による温度・湿度の変化。日本には四季があり、時期によって温度が変わるため、冷暗所として使える場所も見直す必要があるんです。

じつはNGな冷暗所

ここからは、うっかり間違いやすい「じつはNGな冷暗所」の例をいくつかご紹介します。

NG1.冷蔵庫

冷蔵庫出典:stock.adobe.com

繰り返しになりますが、冷蔵庫と冷暗所は別ものです。
冷蔵庫はつねに5℃程度に保たれており、湿度も低く直射日光にもあたりません。冷暗所としてはベストな場所とも考えられますが、食材によっては温度が低すぎて傷む場合があります。

また、庫内の温度は一定ですが、頻繁な開け閉めによって温度変化が生じやすい欠点も……。
冷蔵庫を冷暗所として活用するのなら、「野菜室」がおすすめです。野菜室は冷蔵室よりもすこし温度が高く、7~8℃程度に保たれているので低温障害を起こすリスクは低いです。

NG2.シンク下

シンクした出典:stock.adobe.com

シンク下は直射日光こそあたらないものの、水まわりが近いため湿気がこもりやすいです。
風通しも決していいとは言えない環境なので、できるだけ避けた方が無難と言えます。

NG3.夏場の廊下・玄関

玄関出典:stock.adobe.com

冬は気温が低く、冷暗所として使える廊下や玄関ですが、夏場はNG。
熱がこもりやすく、高温で食材が傷む原因になります。梅雨の時期は湿度も上がるため要注意。
廊下と玄関は、季節による温度変化を受けやすいため、「冬・秋だけ」のように期間を決めて冷暗所にすることをおすすめします。

こまめに冷暗所の見直しを

冷暗所は、季節や家の構造によって適切な場所が異なります。
大切な食材が傷んでしまわないように、家の中の冷暗所を定期的に見直してみましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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