NGその1.シンク下に保存
スペースを確保しやすいシンク下は、直射日光も避けられるため、お米を置いておくのにぴったりな気もしますが……。保管場所としては適切ではありません。
シンク下は湿気がこもりやすく、お米の劣化がすすむ原因に。カビや雑菌が繁殖するほか、シンク下独特の湿っぽいイヤ~な臭いをお米が吸い込んでしまいます。
NGその2.袋のまま保存
お米が入っていた袋のまま保存していませんか?じつはこれ、お米の劣化が早まるためNGです。
お米の袋には通気用のちいさな穴があいていることがほとんど。お米は空気にふれると酸化がすすんで傷む原因になるため、「密閉容器」にうつして保存するのが基本です。
袋のまま置きっぱなしにすると、風味が落ちるほかカビや虫の発生リスクが高まりますので避けましょう。
NGその3.洗剤・芳香剤の近くに保存
お米は臭いを吸収する性質があるため、臭いがするものの近くに置いてはいけません。
消臭剤や芳香剤、洗剤もNG。近くに置いておくと、お米からも同様の臭いがするうえに風味も落ちます。
残念ながら、お米についた臭いを取り除く方法はありません。臭いの強いものの近くは避けて、置き場所をわけて対策しましょう。
ベストな保管場所は「冷蔵庫」
お米の鮮度を保てる場所としてふさわしいのは、冷蔵庫です。季節・天候とわず温度が一定で涼しい冷蔵庫は、品質を保ちやすい理想的な場所。
精米したお米は、食品用保存袋など密閉できるものに入れて冷蔵室または野菜室に入れておくと、臭いうつりの心配もありません。
ただし、冷蔵庫にお米を入れるスペースがない場合は、常温でもかまいません。常温保存する際は、米びつや袋などに入れて密閉し、早めに食べ切るよう心がけましょう。