NGその1.ワックス加工のフローリング
フローリングに付着する皮脂や手アカは、アルコールが得意とする汚れです。そのため、汚れの落ちやすさで言えば、フローリングに使っても問題ないように思えます。
しかし、ワックスなどの特殊加工が施されているフローリングは要注意。コーティングが剥がれたり、ワックスとアルコールが反応して白くなったりする可能性があります。
汚れが落ちてもフローリング自体が傷んでしまっては、元も子もありません。
フローリングの拭き掃除は、リビング用の中性洗剤やフロアワイパ―を使いましょう。
NGその2.液晶画面
テレビやスマホの液晶画面につく手アカも、アルコールスプレーを使えばラクに落とせますが、フローリング同様に白濁する恐れがあるためNGです。
液晶画面には特殊な加工や保護剤が施されていることが多く、アルコールの成分が剥がす可能性があります。トラブルや故障を防ぐためにも、アルコールの使用は避けた方が無難です。
液晶画面は専用のクロスで拭くか、水で100倍に薄めた中性洗剤で汚れを落としましょう。
NGその3.革製品
ソファなどの革製品をアルコールでお手入れすると、色落ちやコーティング剥がれなどのリスクがあります。
アルコールが残ってシミになったり色がまだらになったりと、思いもよらない劣化につながる可能性もゼロではありません。革製品をお手入れする際は、専用のクリーナー使うと安心です。
ただしく使えば暮らしは豊かに
消毒用アルコールは、家中いろいろな場所で使える便利な掃除グッズだからこそ、使用上の注意を守る必要があります。
掃除をする際は使えるかどうかを確認のうえ、ただしい方法で愛用しましょう。