食べてもいいの?「味噌」の表面にあらわれた“謎の白いカビ”の正体とは?

料理・グルメ

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2024.07.08

保管していた味噌の表面に、白いカビのようなものが生えたことはありませんか? なんとなく食べない方がいい気もしますが、この正体は一体何なのでしょうか。ここでは、味噌に生える謎の白いカビの正体についてご紹介します。

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味噌は白っぽくても食べられる!

容器に入っている味噌出典:www.photo-ac.com

結論から言うと、味噌の表面にある白いものはカビではありません。白い物体の正体は、「チロシン」または「産膜酵母菌」のいずれかです。

・チロシン

チロシンは、味噌の原材料・大豆に含まれるアミノ酸の一つ。このチロシンが結晶化すると、味噌の紙シートの下または上に白くっぽくなって出現することがあります。味噌の成分の一つなので、取り除く必要はありません。

・産膜酵母菌

産膜酵母菌は、空気に触れるとできやすい酵母菌のひとつ。味噌の風味が落ちる場合がありますが、体には無害です。産膜酵母菌は、食べても問題ありませんが、見た目がいいとは言えない上に味も悪くなりますので、白っぽい部分は取り除くことをおすすめします。

また、味噌についているパーチメント紙(紙シート)が触れていない部分だけ白く見えることもありますが、このケースも心配無用です。

『未使用の味噌の上のほうに白いものが出ているのですが、大丈夫ですか。

以下の3つの可能性が考えられます。
1   チロシン
異臭がなく、白い粒の場合は、熟成過程にできるアミノ酸の一種で、無害です。
2    産膜酵母
味噌の香り以外の異臭がして白い粒がある場合は、酵母の一種のため、取り除いてください。
3パーチメント紙
パーチメント紙(紙シート)は、味噌に触れてない箇所が白く見えます。
紙の特性なので、味噌の品質には問題はありません。』

一部引用:マルコメ_よくあるご質問
https://www.marukome.co.jp/customer/faq/detail/011/

産膜酵母は「冷蔵保存」で防げる

産膜酵母ができやすい環境は、高温多湿。つまり夏こそ、産膜酵母の出現率が上がるんです。
味噌の品質をキープしておいしくいただくために、開封後は冷蔵保存を。味噌の表面が空気に触れると出現するため、味噌の表面を食品用ラップで覆いましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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