かえって電気代かさむかも。「エアコン」のじつは節電にならない“NGな使い方”

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2024.07.15

節約生活スペシャリストの三木ちなです。寝苦しい暑さが続いている中、気になるのがエアコンの電気代。使い方によっては、電力を大きく消費してしまう場合もあります。ここでは、節電にならない「エアコンのNGな使い方」についてご紹介します。

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NGその1.夜にタイマーを使う

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熱帯夜が続く今年の夏、就寝中もエアコンが欠かせません。夜通し朝までエアコンをつけると、電気代がかさみそう……とタイマーを使う方もいるかもしれません。
ダイキンの検証によると、深夜2時まで切タイマー運転(28℃)を行った結果、明け方には暑さ指数(WBGT)が上昇。熱中症への警戒が必要とされる25℃近くにまで達しました。一方、つけっぱなし運転を行った場合は、睡眠時の暑さ指数(WBGT)は熱中症の危険が少ないと言われる23℃をキープ。この結果で分かる通り、熱帯夜の切タイマー運転は睡眠の質を下げるとともに、熱中症の危険も高まるんです。良質な睡眠をとるためにも、睡眠中もエアコンはつけっぱなしの方が快適です。
※暑さ指数「WBGT」……熱中症のリスクを評価する指数。気温や湿度、日射などをもとに算出される。

『朝まで「つけっぱなし運転」の方が快適』
引用:ダイキン エアコンの効果的な節電術で削減できる電気代を4つのケースで調査
https://www.daikin.co.jp/press/2024/20240424

NGその2.温度をオンオフで調整する

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室温が涼しくなったからと言って、すぐにエアコンの電源を切るのはNGです。
エアコンは起動時、暑い部屋の温度を下げるときにもっとも電力を消費します。そのため、エアコンを一度消して再稼働すると、電気代がかさむ可能性が高いんです。
「部屋が涼しくなったから、一旦エアコンは切ろう」のように、スイッチのオンオフで室温を調整するのは適切ではありません。
節電の意識するのなら、エアコンは稼働したまま自動調節機能を使いましょう。

NGその3.エアコンのドライ機能を使う

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エアコンのドライ機能は除湿をしながら室温も下げる機能ですが、じつは種類があります。ひとつは「弱冷房除湿」、そして「再熱除湿」の2種類です。
このうち弱冷房除湿は、冷房と比べて消費電力は少なめ。ただしその分、部屋の温度は少し下がる程度で、除湿効果もそれほど大きくありません。
一方再熱除湿は除湿力が高いものの、消費電力は冷房以上。猛暑日や熱帯夜で「とにかく部屋の温度を下げたい」というときは、節電と快適さどちらをとってもドライ機能は避けた方が無難です。
弱冷房除湿は軽く湿度を下げたいとき、再熱除湿もそれほど室温は下がらないので、湿度だけを下げたいときにおすすめです。

エアコンの節電を見直そう

よかれと思ってやっていることが、じつはそれほど節電にならないことは意外と多いです。
これから夏に向けてただしい節電を取り入れながら、エアコンを賢く活用しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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