いくつになっても自分の好きなものを身につければいい!
年齢を重ねると、自分の服装を周りからどう思われるかが気になったり、年相応の服を着なくてはと思いませんか? 普段日本人よりカジュアルな服装が多いカナダ人ですが、年を重ねても年齢にとらわれず上手におしゃれを楽しむという意味では、カナダ人の方がおしゃれ上級者だと思います。
大ぶりのアクセサリー、可愛い色やデザインの服、丈の短い服など、40代以上の日本人なら躊躇してしまいそうなファッションもさらりと上手に着こなしています。それは、彼らのファッションの基準が年齢ではなく「自分が好きなもの」だから。その気持ちだけで若々しくいられると思いませんか?
粋なお洒落、はつらつとした立ち振る舞い
くれぐれも勘違いしてはいけないのは、年齢を重ねたおしゃれ=派手な色やデザインを選べばいいということではないということ。大胆な柄物や派手な色をおしゃれに着こなしている人も多いですが、色や柄が派手でも地味でも着こなし方で老けずにスタイリッシュに着こなしている人がたくさんいます。
例えば先日お会いしたおじいさんは、黒のハンチング帽、黒のシャツとパンツ、黒い靴とほぼ全身黒でしたが、メガネと靴下が赤で、それがアクセントになっておしゃれな上に品もよく、とても若々しく見えました。また別の老夫婦は2人でスポーツウェアを着て手を繋いで歩いていて、さりげないお揃いや自然に手を繋いでいる姿、はつらつとした歩き方に若さを感じました。
どんな形や柄の服を選んでも、着こなし方で粋になる! そしてその立ち振る舞いも含めて若々しくお洒落に見えるのです。
身に着けるものだけでなく体のケアも大切に!
おしゃれなカナダ人を見ていて思う共通点は、ファンションだけでなく、髪、肌、爪、歯など、体のケアにも気を遣っているということです。年配の人でもネイルサロンに行く人が日本より多いですし、80代でもお口のチェックアップは欠かさずインプラントの治療やホワイトニングに通う人もいます。
身に着けるものも大切ですが、自分の体に気を使えることも、おしゃれの大切なエッセンスですよね。
私もカナダ人に倣って
元々服装の好みはカジュアル派な私ですが、カナダ人の友達に倣っていくつになっても心ときめくものを身につけたいと思っています。特別な日でなくてもアクセサリーをつけたり、セルフネイルをしたり、モノトーンの服のときは靴下などの小物でアクセントをつけて気分を上げています。
また以前は着ることを躊躇していたビビッドな色を取り入れたり、晴れた日はワンピースやスカートを意識的に着ると外で褒められたりして幸せな気分になります。夏のイベントに浴衣を着たり、お正月に着物を着るのも特別な感じがして大好きです。
体のメインテナンスに関しては、若いときより少し上質な石鹸やスキンケア、ボディーケアを使ってみるだけでも、気持ちが若くいられる気がします。周りと競って頑張るおしゃれではなく、自分が心ときめくものを身につけ、自分が幸せでいられるおしゃれを心がけています。
年だからとおしゃれを諦めるのはもったいない! カナダ人のように、今まで以上にどんどんおしゃれを楽しめば、生き方も前向きになって毎日が楽しくなりますよ!