1.今の自分にとって必要なモノか?
家の中にあるモノが、「今」の自分にとって必要なモノかどうかを軸に、モノと向き合いましょう。家の中には現在進行形で「今」必要なモノや、「過去」必要だったけれど今は使っていないモノ、またはいつか「未来」必要になるかもしれないモノが混在しています。
大切なのは「今」必要なモノが取り出しやすくしまいやすい状態で、「今」の暮らしが快適に過ごせる空間になっていることです。「過去」必要だったモノ、「未来」必要になるかもしれないモノとは分けて家の中に収めるようにしましょう。
2.なぜ手放したくないのか?
今の自分にとって必要なモノかどうか、モノと向き合っていく中で、手放したくないと思うモノも当然出てきます。では、なぜ自分はそのモノを手放したくないのか? 一歩踏み込んでそのモノと向き合ってみましょう。まだ使えるのに手放すのはもったいない……と罪悪感を感じるケースや、いつか使うかもしれないという未来への不安から手放したくないと感じるケースなどが当てはまるはず。
手放したくない理由の中に、自分自身が大切にしたい価値観があらわれているので、価値観は大切にしつつ、フラットにモノと向き合うことで、納得してモノを手放す決断ができることも多いです。是非しっかりとモノと向き合ってください。
3.迷うモノは迷うモノを入れる箱へ
モノと向き合っていく中で、手放すかどうか迷うモノも出てきます。迷うモノは無理に手放すのではなく、迷うモノを入れる箱を準備してそちらに保管しておきましょう。今の時点では手放すと決めることができなくても、いずれ手放してもよいと思えるかもしれないモノをまとめておくことで、片付けのステップを一つ進めることができます。
迷うモノを保管しておく期間を決める
迷うモノを入れる箱にただしまっておくだけではなく、保管しておく期間を決めておきましょう。半年後、1年後と決めて、再度手に取ってみた際に、「やっぱり必要ないかも」と判断できれば納得して手放すことができます。
4.思い出のモノは慎重に
手放しにくいモノの代表格が思い出のモノ。手放してしまうと、大切な思い出までなくなってしまうような気がして手放せない……という方も多いようです。思い出のモノは、勢いで手放してしまったが最後、取り戻すことができないモノです。思い出のモノを手にして見ることで、優しい気持ちになったり、前向きな気持ちになれるモノは無理に手放さなくても大丈夫です。慎重に向き合いましょう。
5.二度と手に入らないモノは慎重に
二度と手に入らないモノも慎重に向き合いましょう。こちらも無理に即決せず、迷うモノを入れる箱に入れてみてもいいかもしれません。
片付けをする際の後悔しない手放し方を実践するための5つの心得をご紹介しました。片付けること、手放すことが目的になってしまうとなかなか片付けのモチベーションも上がらないもの。より快適な暮らしを送るための手段として片付けを行ってくださいね。