古い「殺虫剤」は使える?意外と知らない“殺虫剤の使用期限”

家のこと

2024.08.12

夏に増える虫を駆除するときは「殺虫剤」が役立ちます。しかし、すぐには使い切れないもの。1〜2年が経っても消費できず、古いものが残っている方は少なくないでしょう。ここでは、古い殺虫剤は使えるのか、その詳細と殺虫剤のただしい捨て方についてご紹介します。

広告

殺虫剤の使用期限は……?

市販の殺虫剤

結論から言うと、古い殺虫剤でも問題なく使えます。ただし、使える期限の目安は「製造から3年」です。
あまりに古すぎるものは使用を避け、新しいものに買い替えましょう。

ただし、殺虫剤は薬機法に基づき、有効期限の記載がないケースがほとんどです。その場合は、商品に書かれた製造記号を見て、製造日を確認してください。

『製品には、有効期間や使用期限が表示されている製品と、表示されていない製品があります。
■表示されていない商品に関して
 未使用・未開封の商品の場合、製造後、少なくとも3年は安心してお使いいただけます。』
引用:アース製薬_製品Q&A
https://www.earth.jp/support/faq/Detail.aspx?id=e6b7363636732316554544e74794c2b6248524859496b695a2b6762765768686655564241487970754b50343d&kindId=0&contentsId=2102

殺虫剤のただしい処分方法

有効期限を過ぎた殺虫剤は、適切に処分します。
特に、缶タイプの殺虫剤は取り扱いに注意が必要。中身が残った状態でゴミに出すと、ゴミ収集車やゴミ処理施設で爆発する恐れがあります。
エアゾール缶の殺虫剤は、必ず以下の手順に沿って安全に処分してください。

手順1.屋外で中身を出します

屋外で中身を出す

缶を空の状態にするために、まずは中身を出し切ります。殺虫剤を使い切る場合は、人がいない風通しのいい屋外で。引火の恐れがあるため、近くに火気がないことを必ず確認しましょう。

手順2.缶を振って中身がないことを確かめます

缶を振って中身が残っていないことを確かめる

缶を振ったときの音がしなくなったらOK。シャカシャカ音が鳴る場合は、中身が残っているサインです。音がなくなるまでしっかりと噴射してください。

製品に「ガス抜きキャップ」がついている場合は、説明にそって使用しましょう。ガス抜きキャップを使うことで、缶の中身を残さず出し切れます。

手順3.分別して処分する

缶とふたは分別して処分

缶のふたやボトル部分を、自治体のゴミ出しルールに沿ってただしく分別してください。
殺虫剤を適切に使って、不快な虫から快適な夏の暮らしを守りましょう!

広告

著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告