「トマト」の栄養と効能を最大限にする実はあまり知られていない食べ方

料理・グルメ

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2024.08.27

暑い日は冷やしたトマトもおいしいのですが、管理栄養士の関口絢子さんによると、加熱をするとトマトによる健康効果を高めることができるんだそう。今回は、「トマトのココット」を教えていただきます。

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教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん

料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。

トマトと卵を組み合わせた一品

ザルに入った卵出典:www.photo-ac.com

今回は、トマトを100点満点のバランスメニューにする簡単レシピをご紹介します。使うのは、トマトと卵です。トマトにはすばらしい栄養が含まれますが、トマトに含まれない栄養を上手に補えるのが卵なんです。卵は、必須アミノ酸すべて含まれている非常に優れた完全栄養食品なんです。

トマト

ザルにのった3つのトマト出典:www.photo-ac.com

トマトに含まれるリコピンの一番の特徴は、活性酸素を除去する力。それによってシミやシワの予防、紫外線のダメージをケアする効果があります。血流を改善し、ダイエットや美肌効果も知られています。

リコピンを体にしっかり吸収させて、健康効果を高める調理法はこちら。

  • トマトのリコピンは脂溶性なので、油と一緒に取る。
  • 加熱をしたほうが吸収がよくなる。
  • 玉ねぎやニンニクの香り成分(ジアリルジスルフィド)と一緒に取る。

それでは本題、レシピのご紹介です。

「トマトのココット」の作り方

材料(4個分)

  • トマト……4個
  • 卵……4個
  • 玉ねぎ……4分の1個
  • オリーブオイル……適宜
  • 塩こしょう……適宜
  • 粉チーズ……適宜

今回は玉ねぎを使っていますが、ニンニクも一緒に刻んで入れてもOKです。

作り方

1.トマトを器にするので、ヘタをカットします。トマトを置いたとき転がらないように、トマトのお尻をそいでおいて、置いたときに安定感があるようにします。

ヘタを切り落としたトマト出典:www.youtube.com

2.トマトの中に卵を入れていきますので、中身をスプーンなどで切り抜いていきます。

トマトの中身を切り抜いている女性出典:www.youtube.com

※切り抜いたトマトの中身は、耐熱ボウルに入れておきます。

3.1で切り落としたヘタは、食べられる部分(ヘタの周り)を包丁で切り、ざく切りにします。ざく切りにしたトマトは、耐熱ボウルに入れてください。

トマトのヘタを手に持つ女性出典:www.youtube.com

4.玉ねぎをみじん切りにします。トマトの中にみじん切りの玉ねぎをスプーン1杯くらい入れ、塩こしょうをしっかりめにして味つけをします。

くりぬいたトマトにみじん切りにした玉ねぎを入れる女性出典:www.youtube.com

5.余った玉ねぎは、刻んだトマトに加えます。オリーブオイル、塩こしょうをして味つけをして、混ぜ合わせ、トマトソースにします。

トマトが入ったボウルに刻んだ玉ねぎを入れる女性出典:www.youtube.com

6.卵をトマトの中に割り入れます。

くりぬいたトマトに割り入れた卵出典:www.youtube.com

7.耐熱容器にオリーブオイルをひき、トマトと耐熱ボウルを並べます。オーブンの場合は200℃で15分~20分を目安に加熱します。トースターの場合は調節ができる場合は200℃に設定し、15分~20分を目安に焼いてください。

耐熱容器に並んだトマトとトマトソースが入った耐熱ボウル出典:www.youtube.com

※焼き具合は好みですが、トマトの大きさにもよりますので、加熱時間を調節してください。

8.器に盛りつけて、トマトソースや粉チーズをかけて、できあがりです。好みでハーブなどを添えるのもおすすめです。

トマトのココット出典:www.youtube.com

いかがでしたか? 卵を半熟にしあげて、冷やして食べるのもおすすめです。トマトといえば、暑い季節は冷やして生で食べるというイメージがある方も多いのでは? もちろん冷やしトマトは冷やしトマトのよさがありますが、ぜひリコピンの効果を引き出すという観点で加熱をしたトマトを上手に活用してください。

※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。

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著者

ayako

ayako

「笑顔になるように」を大切に毎日を過ごしています。 子どもと図書館で一緒に過ごすことが大好きです。 皆さんのお役に立てるように頑張ります。

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