知らなかった…!「納豆」の“大きさ”や“食べ方”で栄養が異なる【納豆の種類別健康効果】

料理・グルメ

stock.adobe.com

2024.07.25

栄養豊富な納豆は健康に役立つ効果がたくさんあります。そして、納豆の形状や食べ合わせによって、その健康効果も異なるんです。自分にぴったりの納豆の食べ方を工夫してみませんか?

広告

教えてくれたのは……医療法人 春陽会 サクラクリニック 

高血圧や糖尿病などの生活習慣病を中心に、禁煙や認知症の治療を積極的に取り組んでいる医療法人春陽会 サクラクリニック。「質の高い医療」「説明を大切」にをモットーに、地域に根ざした医療を目指し、循環器、在宅医療、漢方を使った医療、管理栄養士や健康運動指導士と力を合わせて栄養指導や運動指導も積極的に取り組んでいる。

納豆は栄養の宝箱

納豆を食べる出典:www.ac-illust.com

納豆には豊富な栄養がたくさん含まれています。例えば、納豆菌に含まれるナットウキナーゼは血液をサラサラにする効果があり、高血圧や脳梗塞などの予防に役立ちます。
その他にも納豆には、様々な健康効果がたくさん! そして、それらは納豆の形状(1)食べ合わせ(2)によっても異なります。

(1) 形状の違いと健康効果

ひきわり納豆、大粒・小粒納豆など、納豆の形状はその製造過程によって異なります。製造過程が異なる栄養にも違いが生じます。

ひきわり納豆

引き割り納豆出典:www.photo-ac.com

ひきわり納豆は製造過程で食物繊維を多く含む皮が取り除かれ、粒を砕いた後に蒸して発酵させてつくられた納豆です。
ひきわり納豆には、納豆を発酵させるときに生成されるビタミンKが大粒・小粒納豆よりも1.5倍多く含まれます。これは大豆の粒を砕いて発酵させることで、表面積が広くなるためです。

<健康効果>
丈夫な骨を作るために必要なビタミンKは、骨の健康を保ちます。

大粒・小粒納豆

粒納豆出典:www.photo-ac.com

大粒・小粒納豆は、大豆一粒一粒をそのまま発酵させて作られた納豆です。
刻まずに大豆をそのまま蒸すため、カルシウムやマグネシウムを豊富に含んでいます。

<健康効果>
カルシウムやマグネシウムを多く含むため、便秘やむくみに効果的です。

(2) 食べ合わせによる健康効果

納豆+ねぎ

ねぎ出典:www.photo-ac.com

納豆に含まれるビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きがあり、疲労回復に役立ちま
す。ねぎにはビタミンB1の働きを助ける効果があり、納豆の疲労回復効果がさらにアップします。また、ねぎに含まれる硫化アリルという物質は納豆の血液をサラサラにする効果をさらに高めます

<健康効果>
疲労回復、血液サラサラ

納豆+キムチ

キムチ出典:www.photo-ac.com

納豆の豆菌と、キムチの酸菌の相乗効果で腸内の善玉菌の活性化につながります。便秘
がちな人や腸内環境が気になる方におすすめです。また、キムチに含まれるカプサイシンという物質は納豆と一緒に食べることで血管を広げて血流を良くし、新陳代謝を促進する効果が期待できます。

<健康効果>
便秘解消、新陳代謝の促進

納豆+トマト

トマト出典:www.photo-ac.com

納豆には五大栄養素のすべてが含まれており栄養満点の食品ですが、ビタミン類があまり多く含んでいません。ビタミン類を多く含むトマトと一緒に摂取することで、納豆に不足気味のビタミン類を補うことができます。

<健康効果>
ビタミンの補充

納豆+アボカド

アボカド出典:www.photo-ac.com

アボカドビタミンCを多く含んでおり、納豆に不足しているビタミンCを補うことができます。また抗酸化作用もあるため、一緒に摂取することで美肌効果が期待できます。

<健康効果>
ビタミンCの補充、美肌効果

納豆+山芋

山芋出典:www.photo-ac.com

山芋には、でんぷんを分解するアミラーゼなどの消化酵素が多く含まれています。これらの消化酵素は、納豆に含まれる栄養の吸収を助けてくれるため効率的に栄養をとることができます。

<健康効果>
栄養の吸収を助ける

いかがでしたか? 納豆の形状や食べ合わせによって健康効果に違いがあるのは驚きでした。筆者も、自分や家族の体調に合った納豆の食べ方を工夫したいと思います。皆さんも、ぜひ試してみてくださいね!

広告

著者

Mitomiさんプロフィール画像

Mitomi

小学2年生と5歳の娘を持つ2児の母。40歳主婦。転勤族の夫ともに日本全国を横断中。音楽をこよなく愛し、子供たちと音楽に励みながら四苦八苦する日々を送る。 コロナ禍で外出もままならない日々が続く中、狭い我が家の中に無限の楽しみを見つけるべく日々精進中。 学生時代にヘルパー二級、幼稚園教諭免許取得。卒業後、音楽教室にてピアノ講師として勤務。現在は専業主婦。自粛期間中に天狼院書店のライティング講座を受講。ライティングの楽しさを学習中。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る