教えてくれたのは……小林青果株式会社
創業以来70年以上にわたり、北九州中央卸市場にて青果の生産者と小売店舗のバイヤーを結ぶ仲卸業を営む小林青果株式会社。九州各県だけでなく、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届けしている。安全で安心できる食品の提供はもちろん、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼を大切にしている。
「悪い食べ合わせ」4選<フルーツ編>
食べ物の組み合わせには、胃腸に負担をかけるものや、栄養素の吸収を妨げる“悪い食べ合わせ”があります。
今回は、フルーツを含んだ「NGな食べ合わせ」を4つご紹介します。
NG1.「バナナ」と「さつまいも」
どちらも、おやつとして食べる機会が多いものですが、2つを食べ合わせるのはおすすめできません。
さつまいもは不溶性食物繊維を豊富に含んでおり、これが胃腸内で水分を吸収してふくらむ性質をもっています。そのような状態のときに体を冷やすバナナを食べると、消化器系の働きが弱まってお腹が張り、腹痛を起こす可能性があります。
NG2.「柿」と「カニ」
カニは、その美味しさと低カロリー・高タンパクで人気の食材ですが、体を冷やす作用があるとも言われています。柿も同様に体を冷やす性質があり、そのうえ消化しにくい食べ物でもあります。
そのため、特に冷え性の人にとっては要注意の組み合わせです。
NG3.「プルーン」と「お茶」
プルーンには鉄分が豊富に含まれており、特に鉄分が不足しがちな女性にとってメリットの多い食べ物です。しかし、タンニンと結びつくと、せっかく摂った鉄分の吸収が妨げられてしまいます。
タンニンを含む緑茶、紅茶、コーヒーなどの飲み物と一緒に摂取するのは避けた方がよいでしょう。
NG4.「スイカ」と「ビール」
夏の風物詩「スイカ」と「ビール」ですが、どちらにも利尿作用があり、脱水症状や急性アルコール中毒のリスクを高める可能性がある食べ合わせです。さらに、ビールのプリン体とスイカの果糖を同時に摂ると、尿酸値が上昇しやすいため注意が必要です。
何気なく一緒に食べているものが、じつは食べ合わせが悪いこともあります。知っておくと、ふだんの食生活に役立てられますよ!