クリームクレンザー「ジフ」の意外と知らない“使用NGスポット”「知らずに使うところだった…!」

家のこと

2024.10.16

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。キッチンの油汚れやコゲつき、水まわりの掃除にも強い、クリームクレンザーの「ジフ」。家中の掃除に使える便利なクリーナーですが、使用上の注意事項もあります。ここでは、“じつはダメだった”「ジフの使用NGスポット」をご紹介します。

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NGその1.トイレの便座(樹脂加工面)

便座出典:stock.adobe.com

ジフに使用されている研磨材は天然成分です。そのため、通常のクリームクレンザーでは掃除できない場所のお手入れにも使えます。
ただし、研磨力はあることを忘れてはいけません。傷つく恐れがあるため、プラスチック製品全般は使用NG。トイレ掃除には使えますが、樹脂加工が施されている便座部分は使用NGです。
ジフでトイレ掃除をする場合は、便器内(陶器)部分のみのお手入れにとどめましょう。

NGその2.フッ素加工のフライパン

フッ素加工のフライパン出典:stock.adobe.com

フライパンのコゲ付きを落とすのに、ジフを使うのは問題ありません。注意すべきなのは、「フッ素加工」が施されていること。
表面にフッ素加工のあるフライパンは、ジフでお手入れするとコーティングが剥がれる恐れがあります。
フライパンに限らず、ジフはフッ素・樹脂加工の製品については使用NGです。フライパン外側のコゲを落とす際は、フライパンの表面につかないよう注意してください。

NGその3.フローリング

フローリング出典:stock.adobe.com

フローリングと言っても種類はさまざまですが、素材を問わずジフの使用は控えるのが無難です。ジフは水がしみ込む木材には使用できませんし、研磨剤が塗装やコーティングを剥がす恐れがあります。
無垢フローリング、複合フローリングどちらの場合も、研磨剤入りのクリーナーは使わないようにしてください。床の黒ずみが気になる場合は、ウタマロクリーナーなどの住宅用中性洗剤でこまめに拭き掃除する習慣をつけると、しだいに落ちますよ。

使用NGなもの覚えておこう

家中の掃除に使える「ジフ」ですが、研磨剤が入っていることを忘れてはいけません。
通常のクリームクレンザーよりも幅広い用途で使える便利さはありますが、あくまでも”傷つきにくい”というだけ。
研磨すると劣化する場所については、ジフであっても使えません。使えない場所はしっかりと把握して、ただしい方法で掃除に役立てましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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