「冷凍室」の掃除がサクッと終わる“ひと工夫”。「効率的にできる」「不要な食材も整理してスッキリ」

家のこと

stock.adobe.com

2024.12.26

日ごろ、つい後回しにしてしまいがちなのが「冷凍室の中」の掃除。大掃除の際にはしっかりと掃除したいものですが、意外と時間と手間がかかるイメージがあり、重い腰が上がらない方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、家電に詳しい阪下千恵さんに「冷凍室を効率的に掃除するためのポイント」を教えていただきました。

広告

教えてくれたのは……阪下千恵さん

阪下千恵さん出典:chie-sakashita.com

ハウスキーピング協会 クリンネスト1級と整理収納アドバイザー1級を保持。家事研究家。現在は、家電メーカー・電響社の商品企画部に勤務。料理研究家・家事研究家・栄養士でもあり、企業レシピ開発、雑誌、書籍、テレビ等のレシピ作成を中心に活躍中。著書は25冊以上。

冷凍室内の掃除を効率的に進める「2つのポイント」

大掃除シーズンには、普段できていない冷凍室のお掃除をする方も多いと思います。凍った食品を収納している場所なので、時間をかけずに効率的に進めることが必要になってきますよね。

そこで今回は、阪下さんに教えていただいた、冷凍室掃除の「2つのポイント」と「収納の工夫」をご紹介します。

1.冷凍室内の食材を減らしておく

庫内の食材を減らしておく

阪下さん「お掃除をする前に、冷凍室内の食材を減らしておくことをおすすめします。『賞味期限が切れそうだから』『後で食べようと思ったから』と、なんとなく冷凍室に入れた食品が溜まっている方も多いのではないでしょうか。大掃除の機会に、食べられるものは優先的に調理して食べきり、心配なものは思い切って整理して中身を少なくしておくことで、お掃除の負担が少なくなると思います。整理した後は袋などにまとめて入れ、お掃除に取りかかりましょう。」

2.冷凍室内を拭き、取り外し可能なパーツは取り外して洗う

庫内は薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き掃除

取り外せるパーツは外して水洗い

阪下さん「冷凍室内を空にしたら、落ちているゴミを取り除きます。その後、水で絞った布で拭き掃除し、落ちない汚れは取扱説明書などを確認して使用がOKだったら薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、その後水拭きと乾拭きをしましょう。
取り外せるパーツは、外してシンクで水洗いすることで短時間でお掃除が終わります。洗った後は、しっかりと拭きあげて元の場所に戻してください。

冷蔵室、冷凍室の掃除のついでに、一年に一度はコンセント部分のほこりも乾いた布などでふくのがおすすめです。」

「ざっくりカゴ分け」収納がおすすめ!

阪下さんは、冷凍室の収納に100円ショップで販売されているプラスチック製のカゴを使っているとのこと。カゴ分けしておくと、たくさんのメリットがあるのだそうですよ。

自分が使いやすいカテゴリーで、ざっくりとカゴ分けしておく

阪下さん「カゴ分けしておくと、お掃除の際に食材を一つずつ取り出す手間を省けるため、おすすめです。また、汚れた際はそのカゴだけを取り出せばよいので、お掃除自体もラクになります。“冷凍野菜用のカゴ”、“パン用のカゴ”など、自分にとって使い勝手のよいカテゴリーに分けておくと便利です。ただし、ルールを細かくしすぎると逆に管理が大変になってしまいます。『ざっくり合っていればOK』という程度にして収納量は7~8割を目安にし、それ以上になるときには食べると決めておくとよいでしょう。

一度お掃除したら、汚さない環境をつくることが大切です。今後大がかりなお掃除をしなくて済むように、整理することも併せて意識してみてくださいね。」

広告

著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告