カビキラーを使ってはいけない3つのNGな場所「使ってた…」「気を付けます」

家のこと

2024.12.10

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。頑固な黒カビ汚れを根こそぎ落としてくれる「カビキラー」。一家に1本備えておきたい洗剤ですが、じつは使えない場所もあります。ここでは、“使って失敗”のリスクがある「カビキラー使用NGな場所」をご紹介します。

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NGその1.ユニットバスの化粧銅板に使用する

お風呂の壁出典:stock.adobe.com

カビキラーはお風呂場のカビ汚れを落とすのに便利ですが、壁のお手入れには注意が必要です。
お風呂場の壁が特殊加工のある化粧銅板の場合、カビキラーは使用できません。その理由は、わずかな傷やひび割れから腐食を起こす恐れがあるからです。
目には見えない小さな傷からカビキラーが入り込むと、壁の内部がサビる恐れがあります。
カビキラーのボトルにも、「ユニット化粧銅板壁(磁石がつくタイプ)」は“使えないもの”として記載されていますので、使用しないでください。

NGその2.フローリングや木製の家具に使用する

カビの生えたフローリング出典:stock.adobe.com

フローリングや家具など、素材が木のものにカビが生えると慌てるもの。どうにか処理しようと、真っ先に塩素系漂白剤を使う人もいるかもしれませんが、じつはNGです。
カビキラーを木製品に使用すると、カビを落とすだけでなくフローリングの色素まで落としまいます。漂白力によって、木の風合いが変化して素材が劣化する恐れがありますので、カビキラーの掃除は避けましょう。
木製品のカビ取りには、ドラッグストアなどで手に入るアルコール除菌スプレーがおすすめです。

NGその3.布製品に使用する

カビの生えたカーテン出典:stock.adobe.com

湿気や結露が原因で、布製のカーテンにカビが生えることがあります。しかし、カビキラーはカーテンを含む布製品に使用できません。
カーテンに黒いカビが生えてしまった場合は、カビキラーではなく酸素系漂白剤や衣類用の塩素系漂白剤を使いましょう。ただし、素材によっては必ずしも使えるとは限りませんので、洗濯表示の確認は必須です。
素材が布ではない、お風呂場用のシャワーカーテンのカビ取りには使えます。

間違ったカビ掃除は避けて

カビ汚れは頑固だからこそ、すぐ塩素系漂白剤のカビキラーに頼りがち。しかし、素材や場所によっては使えない場合があります。
カビキラーは適切な方法で使って、家中の掃除に活用しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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