「キッチン泡ハイター」の意外と知らない“NGな使い方3つ”「間違えると危険」「効果が半減するかも」

家のこと

2024.12.14

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。汚れにスプレーして放置後、洗い流すだけでお手入れできるキッチン泡ハイター。除菌や消臭、漂白が手軽にできる便利な洗剤ですが、正しく使用しないと効果が半減する可能性があります。ここでは、洗浄力が落ちてしまう、キッチン泡ハイターの「NGな使い方」をご紹介します。

広告

NGその1.古いキッチン泡ハイターを使う

古いキッチン泡ハイター

洗剤には特に使用期限が書いてありませんが、キッチン泡ハイターは永久に使えるものではありません。
キッチン泡ハイターの成分である「次亜塩素酸ナトリウム」は、時間が経過することに分解され濃度が下がります。ともに洗浄力も徐々に落ちるため、“購入から3年”が使用期限の目安です。
常温で保存しても分解されるため、保管状況にかかわらず適切に処分を。捨てる際は、水道を流しながら排水口に少しずつ流しましょう。キッチン泡ハイターの100mlに対して、4分ほど水を流してください。

NGその2.希釈して使う

希釈して使う

液体タイプのキッチンハイターは水で薄めて使いますが、キッチン泡ハイターは直接スプレーして使用します。
希釈すると本来の洗浄・漂白・除菌力が満足に得られなくなる恐れがあるため、薄めずに使うのが適切です。薄めて使う場合は液体のキッチンハイターを使いましょう。

NGその3.汚れた場所に使う

汚れた皿出典:stock.adobe.com

キッチン用品のお手入れに使うことが多いキッチン泡ハイター、じつは“汚れがついたまま”の状態で掃除するのはおすすめできません。
キッチン泡ハイターの薬性は塩素系なので、酸性の成分と合わさると有害なガスが発生する恐れがあるんです。
よく、「酸性洗剤と一緒に使わない」といった注意事項は見聞きしますが、じつは食べ物も要注意。酢やレモンなどの酸性の食材にも反応するため、食べ残しや生ごみが付着したままキッチン泡ハイターを使うと危険をともないます。アルコールと混ざるのもNGです。
キッチン泡ハイターを使用する際は、事前に汚れを落としましょう。

正しい使い方を確認しよう

キッチン泡ハイターは正しい使い方をしないと、洗浄力が落ちるだけでなく危険もともないます。これからの時期、大掃除にキッチン泡ハイターを活用する方も、まずは取り扱い方法や注意事項を確認しておきましょう。

広告

著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る