NGその1.古いキッチン泡ハイターを使う
洗剤には特に使用期限が書いてありませんが、キッチン泡ハイターは永久に使えるものではありません。
キッチン泡ハイターの成分である「次亜塩素酸ナトリウム」は、時間が経過することに分解され濃度が下がります。ともに洗浄力も徐々に落ちるため、“購入から3年”が使用期限の目安です。
常温で保存しても分解されるため、保管状況にかかわらず適切に処分を。捨てる際は、水道を流しながら排水口に少しずつ流しましょう。キッチン泡ハイターの100mlに対して、4分ほど水を流してください。
NGその2.希釈して使う
液体タイプのキッチンハイターは水で薄めて使いますが、キッチン泡ハイターは直接スプレーして使用します。
希釈すると本来の洗浄・漂白・除菌力が満足に得られなくなる恐れがあるため、薄めずに使うのが適切です。薄めて使う場合は液体のキッチンハイターを使いましょう。
NGその3.汚れた場所に使う
キッチン用品のお手入れに使うことが多いキッチン泡ハイター、じつは“汚れがついたまま”の状態で掃除するのはおすすめできません。
キッチン泡ハイターの薬性は塩素系なので、酸性の成分と合わさると有害なガスが発生する恐れがあるんです。
よく、「酸性洗剤と一緒に使わない」といった注意事項は見聞きしますが、じつは食べ物も要注意。酢やレモンなどの酸性の食材にも反応するため、食べ残しや生ごみが付着したままキッチン泡ハイターを使うと危険をともないます。アルコールと混ざるのもNGです。
キッチン泡ハイターを使用する際は、事前に汚れを落としましょう。
正しい使い方を確認しよう
キッチン泡ハイターは正しい使い方をしないと、洗浄力が落ちるだけでなく危険もともないます。これからの時期、大掃除にキッチン泡ハイターを活用する方も、まずは取り扱い方法や注意事項を確認しておきましょう。