炊飯器の保温時間は「5~6時間」が目安
結論から言うと、ごはんを“おいしく食べられる”保温時間は5~6時間ほど。もちろん、炊飯器によっては保温の最大時間が40時間や96時間と長いものもあります。
しかし、保温時間が長くなればなるほど炊飯したごはんの劣化がすすむため、できるだけ早く食べ切るのが理想です。
長時間保存するとどうなる?
絶対ではありませんが、ごはんの長時間保温を推奨していないメーカーは決して少なくありません。長い時間保温することでごはんのおいしさが損なわれ、以下のように味や食感が落ちる場合があります。
ごはんが乾燥する
保温したごはんがパリパリに乾燥するのは、長時間の保温によるものです。特に、少量のごはんの保温は要注意。保温時間がそれほど長くなくても、乾燥してパリパリになる場合があります。
保温するごはんの量が少ない場合は、釜の真ん中にごはんを盛ると乾燥防止になりますよ。
食感がべちゃべちゃする
乾燥するのとは対照的に、長時間の保温が原因でごはんが水っぽくなる場合もあります。わたしも実際に、うっかり保温しっぱなしにしたごはんの底がベチャベチャになっていることがありました。
においが気になる
長時間の保温による変化は、味や食感だけではありません。雑菌が繁殖して、においが発生する可能性もあります。
メーカーが推奨する保温時間を超えると、腐敗リスクも高まりますので注意してください。
取扱説明書を確認しよう
おいしく食べられる目安として「5~6時間」の保温をおすすめしますが、保温可能な時間はメーカーによって異なります。
炊きたてのごはんがおいしく感じるのとは反対に、保温時間が長いほど味・風味・においは落ちるもの。取扱説明書を確認のうえ、炊飯後はできるだけはやく食べ切りましょう。
すぐに食べない場合は、ラップで1食分ずつ平らに包んで冷凍保存することをおすすめします。