NGその1.結露防止シートを貼りっぱなしにする
結露防止シートは断熱効果があるため、窓ガラスの結露対策として有効です。貼るだけで結露を軽減できるのも魅力。価格も手ごろで、1,000円台から購入できるものもあります。
しかし、“貼りっぱなし”はNGです。結露防止シートは消耗品なので、定期的に取り替えが必要。長期間貼ったまま放置すると、剥がしづらくなったり跡が残ったりする恐れがあります。最悪の場合、結露防止シートを貼っていた箇所にカビが生え、窓や窓枠が劣化することも……。
耐用年数は製品によって異なりますので、貼る前に交換時期の目安を確認しましょう。
NGその2.厚手の気泡緩衝材を貼る
結露を軽減するために気泡緩衝材を貼るのもひとつですが、厚手だからいいとは限りません。窓に貼る気泡緩衝材に厚みがあると、肝心な「換気」ができなくなるからです。
結露を防ぐには、定期的な換気が必要不可欠。気泡緩衝材を貼ったせいで窓が開かなくなれば、室内の湿度が上がり結露ができやすい環境をつくりだしてしまいます。窓に気泡緩衝材を貼る場合は、換気のさまたげにならないものを使いましょう。換気をして室内にこもった湿気を逃がすと、結露の防止につながりますよ。
NGその3.カーテンを閉める
カーテンを閉めると、断熱性が上がって結露が発生しにくくなりそうなイメージがありますが、じつはこれも間違い。
カーテンを閉めると、暖まった室内の空気と窓ガラスが遮断され、窓ガラスの温度が下がります。すると、結露が発生しやすくなる悪循環に陥ってしまうのです。
また結露でカーテンが濡れると、カーテンにカビが生える恐れがあるため、カーテンの使用は控えることをおすすめします。どうしても寒い場合には隙間を開けてカーテンを閉めたり、結露がカーテンにつかないよう窓とカーテンの距離をしっかり取ったりするなど、工夫してみてください。
間違った結露対策は避けよう
間違った対策を行うとカビの発生や窓枠の腐食につながります。正しい方法で対策をして、結露の悩み解決につなげましょう。