教えてくれたのは……山下真輝(やましたまき)さん
風水片付けコンサルタント。6歳から母の影響で占いを学び、経営者、芸能人専門占い師として鑑定数25,000件超え。16種の占術を網羅。2024年に一般社団法人日本風水片付け協会の理事に就任。「風水」の知識も取り入れながらお家を整えるアドバイスを行う。
運気を下げてしまうクローゼットの「5つのNGポイント」
意識していないと、いつの間にか物が増えて散らかってしまうクローゼットの中。片付けようと思いながらも、つい見て見ぬフリをしてしまっていませんか?
今回は、風水と片付けの観点から、クローゼットの5つのNGポイントをご紹介します。整理整頓する際に、ぜひ意識してみてくださいね。
NG1.物が多すぎる・ジャンル分けせずに収納している
風水でも片付けでも、「余白が大事」です。風水では、運気は毎日新しいものが上から降ってきて下に落ちていくとされているため、余白がないと落ちてきた気が止まらずに捨てられてしまうと考えられています。
クローゼットの中の物がいっぱいでパンパンになっている方がとても多いですが、1年着なかったもの・使わなかったものは「もったいないから」と思って取っておくのではなく、整理してスッキリさせましょう。また、引き出しの中でジャンル分けせずに収納するのもNGです。
NG2. ホコリが溜まっている
風水には「陰」と「陽」という気があり、「陽のものをなるべく家の中に取り入れて、陰のものは排除しましょう」という考えが前提にあります。陰のものとされている“ホコリ”は放っておくと増えてしまい、病気のもとにもなります。
クローゼットを整理するついでに、普段手が届きにくい奥のほうまでキレイにお掃除してくださいね。
NG3. オープン収納している
見た目はおしゃれなのですが、衣類などを出しっぱなしにするとホコリがつきやすくなることから、風水的にはNGだと考えられています。基本的には、すべて扉や布の中に収納することをおすすめします。
ヴィンテージのTシャツなどをインテリアとして飾るのは、絵画と同じ扱いになるのでOKです。その際は、額縁に入れて飾ったほうがいいですよ。
NG4. アウターを玄関以外にしまっている
風水では、外から着て帰って来たコートやジャケットなどは、外からのエネルギーを家の中に持って来ていると考えます。そのため、ほかの衣類とは一緒にせず、玄関に収納するのが理想的です。難しい場合は、クローゼットの中でハンガーにかけて収納するようにしましょう。
NG5. プラスチック製の収納ケースを使っている
風水では、プラスチック製のものは「火のエネルギー」をもつものだと考えられています。プラスチック製のものはいつの間にか家中のいたるところに増えてしまいがち。エネルギーのバランスをとるためには「木のエネルギー」や「金のエネルギー」をプラスするのがおすすめです。
そのため、木製の収納ケースや金属製のポール収納などを選ぶほうがいいでしょう。桐のたんすは風水では最強だと言われていますが、プラスチック製のものを使うしかない場合は、引き出しの底に布を敷くと「木のエネルギー」をプラスすることができます。テープなどで留めると固定できて簡単な対策になるので、取り入れてみてくださいね。
運気アップするためには「収納の順番」がカギ
運気を上げるためには、じつは衣類を収納する順番も重要なポイントになります。
衣類は、「着る順番に上から収納する」ことをおすすめします。インナーや下着など肌に直接触れるものはクローゼットのなるべく上段に、トップスは中央の段、その下にボトムス、一番下段には靴下を収納するのが理想的だと風水では考えられています。先ほどお伝えしたように、雑多に収納するのはNGなので、引き出しごとに必ずジャンル分けしておきましょう。
下の段に仕切りを作り、靴下やタイツなどを工夫して収納していただくといいと思います。
押入れの場合
押入れの場合も、上のほうがいいエネルギーがあると考えられています。布団などの普段使うものは上段に、使用頻度が低いものを下段に収納するようにしましょう。風水では、天袋は押入れとして考えないので、あまり取り出さないものを収納していただいて構いません。
一度に全部取りかかろうとすると大変ですが、「1週間に1か所だけ」など範囲を決めて少しずつ進めていくと、半年後にはクローゼットもパワースポットに変えることができます。風水と絡めた片付け方を習慣にしてみてくださいね!