キッチン泡ハイターがNGなケース
キッチン泡ハイターは強力な漂白効果を持つ塩素系洗剤ですが、使用する壁紙によってはリスクがあります。以下のような場合には注意が必要です。
色や柄付きの壁紙
漂白剤の成分が壁紙の色に反応してしまうため、色や柄がある壁紙に使うと、部分的に色が薄くなったり、不自然なムラができたりすることがあります。
紙製や未加工の壁紙
紙や布でできた壁紙、または表面に保護コーティングがされていない壁紙は、漂白剤を吸い込みやすく、シミや変色の原因になることがあります。そのため、劣化しやすく傷みやすいので注意が必要です。
白い壁紙ならキッチン泡ハイターが使える!
キッチン泡ハイターは強力な漂白剤のため、色や柄のある壁紙に使用すると変色のリスクがあります。しかし、多くの家庭で使われているビニール壁紙や白い壁紙は、表面がポリ塩化ビニル(PVC)で加工されており、耐水性が高く汚れに強いのが特徴です。触るとツルツルしていて少し硬めの感触があり、水や洗剤にも比較的強いため、キッチン泡ハイターでお手入れが可能です。
ただし、壁紙全体にスプレーせず、シミが気になる部分にピンポイントで使用するのがポイント。こうすることで、壁紙への負担を抑えながら、安全に汚れを落とせますよ。
正しい掃除方法とリスクを抑えるポイント
お手入れに必要なもの
- キッチン泡ハイター
- 綿棒
- 掃除用ゴム手袋
- 水拭き用の布(マイクロファイバークロスなど)
- 乾拭き用の布(吸水性のあるタオルなど)
- 小さな容器
手順⒈綿棒にキッチン泡ハイターをつける
キッチン泡ハイターを直接壁にスプレーするのではなく、まずは小さな容器にスプレーし、綿棒に染み込ませます。
汚れた部分に軽く塗りつけます。こうすることで、洗剤が必要な箇所だけに行き渡り、壁紙への負担を最小限に抑えることができます。
手順⒉ 5分放置
漂白剤が汚れに浸透し、効果を発揮するために5分ほど待ちます。
手順⒊水拭きと仕上げ拭きで仕上げる
塩素成分が残らないよう、水で濡らした布で丁寧に拭き取ります。その後、水分が壁紙に残らないよう、乾いた布でしっかりと仕上げ拭きをして乾燥させます。
ビフォーアフターでわかる効果
壁紙に付いていた頑固なシミが、キッチン泡ハイターを使った掃除で驚くほどキレイになりました。 左の写真では、壁紙にシミが残っている状態がはっきりと見えますが、右の写真では、シミがしっかりと除去され、壁紙が元の清潔な状態に戻っています。
注意点
キッチン泡ハイターを壁紙掃除に使用する際には、いくつかの注意点を守ることが大切です。これらのポイントを守ることで、安全かつ効果的に壁紙を掃除することができます。
⒈目立たない箇所で試し塗りをする
塩素系洗剤は素材によっては変色やムラを引き起こす場合があります。必ず目立たない場所でテストを行い、安全を確認してから使用してください。
⒉十分な換気とゴム手袋の着用をする
塩素系洗剤は刺激の強いニオイがあるため、窓を開けたり換気扇を回して空気を入れ替えながら作業しましょう。また、必ずゴム手袋を着用して行いましょう。
⒊使用する壁紙は白い壁紙限定
色や柄付きの壁紙に塩素系洗剤を使用すると、色ムラや変色が起きるリスクがあります。白い壁紙のみに使用することをおすすめします。
白い壁紙を美しく保つために
キッチン泡ハイターは壁紙の掃除にとても便利ですが、使い方を間違えると壁紙を傷めてしまうことがあります。壁紙の色や素材に合わせて正しく使うことが大切です。特に白い壁紙に絞って使用すれば、頑固な汚れを簡単に落とすことができます。気になるシミがあれば、ぜひ試してみてください。