イースターエッグとは?
近年日本でもイースターが近づくと、お店で卵やうさぎやひよこのオブジェや飾り付け、うさぎ耳のカチューシャなどを見かけるようになりましたが、カナダでもイースターが近づくとあちこちでイースターのアイテムを見つけます。
イースターのシンボルの一つである「イースターエッグ」は、生命の始まり、イエスキリストの復活を連想させる需要なイースターのアイテムです。イースターが近づくとイースターエッグを飾ったり、イースターエッグをペイントするイベントや隠された卵を見つけるエッグハントというイベントがあちこちで開かれます。
お店には、工作用に発泡スチロールや木でできた卵も売られているのですが、我が家では毎年必ず本物の茹で卵を食材で染めていただいています。
食材で染めるイースターエッグの作り方
子どもたちが染めた食材の絵を描いてくれました。
1)固茹で卵を染めたい数だけ作ります。
2)別の容器に染めたい色水を作っておきます。1色だけでも、沢山作って色の違いを楽しんでも素敵です。
まず水1カップに食材(野菜などは切って使います)を入れ、15〜30分ほどぐつぐつ煮ます(時間は適当で大丈夫ですが、長く煮出すほど色が濃くなります。漬ける時間によっても染まり方が変わります)。染めたい色まで煮詰めたら、固形物を濾して容器に入れ、大さじ1のお酢を入れます。
3)色水に茹で卵を入れ、好きな色に染まるまで漬けておきます(この時草花などをのせてストッキングで固定した卵を漬けると、その柄が白く抜けます)。
4)乾かします(乾いたら好みで少量のオイルを漬けて艶が出るように磨いても)。
長く漬けると殻を剥いた時白身にも色がついて綺麗です。白身に直接色をつけたければ剥いたものをお酢なしの液(ビーツの液など)に漬けても。
工作用の卵を染めたり、食紅で茹で卵を染める方法もありますが、食材で染めた茹で卵は落ち着いた色合いがおしゃれで、安心して食べられ、ゴミにもならないところが気に入って毎年作っています。毎回違う食材を使ったり、漬ける時間を変えることで色合いに変化があり、毎回新しい発見がありますよ。
<色の一例>
ビーツ:ピンク、紫キャベツ:青、玉ねぎの皮:オレンジ、ターメリック:黄色、ターメリックと紫キャベツ:緑
イースターには、他に何をする?
春らしい布でガーランドを作り、ピーターラビットの絵本をポスターを飾ってイースターコーナーを作りました。
キリスト教の家庭では、クリスマスのようにイースターも家族で集まり食卓を囲みます。イースターが近づくとイースター用のお菓子が店頭に並び、あちこちでイースターのイベントが開かれます。特に人気なのが子どもが大好きな「エッグハント」というイベント。
あちこちに隠されたプラスチックの卵を探すと、その中にお菓子などの小さな景品が入っています。エッグハントをお家で楽しむ人も沢山います。春らしい色合いに溢れるイースターの飾りは部屋を明るくしてくれるので、卵やガーランドでお部屋を飾るのも毎年の楽しみです。
いかがでしたか? 日本で宗教的な意味でイースターを祝う人は少ないと思いますが、最近では100均などでも飾りが売られていて簡単にイースターグッズが手に入ります。イースターエッグや飾り付けを取り入れて、皆さんも春の訪れを感じてみませんか?