いくつになっても好奇心や学びたいという気持ちを持つこと
新しいことを学んだり学校に通うにはお金も時間もかかります。40代は仕事や子育ても忙しい時期ですし、新しいことを始めるのには尚更勇気が要りますが、カナダではこの年齢になっても学校に戻ったり、新しいことを始める人が日本に比べて多いです。
日本に比べて年齢を重ねても再就職しやすいのも理由の一つだと思いますが、一度就職してからキャリアアップや転職を目指す人、すぐ働く予定はないけれど子育ての間に興味ある分野の知識を深めたい人、すでに退職したけれど学ぶことで自分のモチベーションを高めて余生に生かしたい人など、年齢やキャリアに関わらず学ぶことに対して前向きです。
40代で小さい子ども4人を抱えて大学に入った友人は先月無事卒業しましたし、ホストファミリーのおじいちゃんは82歳で大学に入学し、「学ぶのが若さの秘訣!」と話していました。別の友人は奥さんを亡くした後、90歳を過ぎてからクッキングスクールに通い、一人暮らしで立派に自炊していました。
学ぶこと=仕事に繋がることで学費を取り返さなければ意味がないと考えていた私は、カナダ人の学ぶ姿勢を見て目から鱗が落ちる思いでした。学ぶ姿勢を持ち続けることでモチベーションが上がるし、若い人や同じ興味がある人との関わりも増えるので気持ちも若くいられますよね! 好奇心や学ぶ気持ち、持ち続けていきましょう!
周りに助けてもらうことに慣れよう!
カナダに来て驚いたのは、小さい子どもやペット、介護の必要な親がいても、友達やベビーシッター、ケアマネージャーにお世話を頼んで、ご飯や旅行に行く人が多いことです。日本で育った筆者は小さい子どもを人に預けて泊まりがけの旅行に行くなんて考えたことさえありませんでしたし、日本で介護の必要な親が家庭にいる友人は、嫁が世話をするべきという周りのプレッシャーのせいで精神的にかなり疲れ切っていました。
カナダではこんな時、周りに引目を感じることなく周りに助けを求められますし、その状況で楽しんでいても、誰もその人を責めることはありません。「遠慮しないで周りに助けてもらっていいんだ!」と教えてもらってからは、ときどき友人に助けてもらうようになり、心の余裕ができるようになりました。
いくつになっても自分の幸せを最優先に!
人生にはさまざまなステージがあります。なかなか自由がきかない時期や、我慢が必要なこともあるでしょう。でもストレスという水がコップから溢れてしまうとそれを修復するのは難しいですし、精神的に追い詰められて生きるのが辛くなってしまいます。自分が幸せでいられないと、周りに強く当たってしまったり、人を妬む気持ちが生まれてしまったりして、結局自分の周りの人も不幸にしてしまうのです。
ただでさえ年を取ると、若い頃と比べてネガティブ思考に陥りやすいもの。自分の幸せを最優先に考えて、自分から毒が出る前に自分の機嫌をとって、カナダ人のようにいつまでもHappyな人生を送りましょうね!