冬でも換気は必要!その理由は……?
そもそも、なぜ換気が重要なのでしょうか。その理由は、主に次の4つです。
・室内にこもった臭いを出す
・湿気を外に逃がす
・二酸化炭素の濃度を下げる
・ホコリやウイルスなどの有害物質を追い出す
エアコンは、室内の空気を取り込み、冷たくしたり温かくしたりした後に再び室内に戻すしくみです。
そのため、エアコンを運転しても換気はできません。
換気をせずに室内で過ごしていると、空気中の二酸化炭素濃度が上がって集中力が切れやすくなったり、こもった湿気が原因でカビが生えたりします。
臭いやウイルスがこもりっぱなしになれば、室内は衛生的な環境とは言えません。健康的な生活を送るためにも、こまめな換気は欠かせないものなのです。
冬の正しい換気方法
寒い時期は窓を開けるのにも後ろ向きになりますが、コツをおさえれば効率よく換気できます。季節に合わせたやり方を取り入れて、賢く・正しく部屋の空気を入れ替えましょう。
暖房はつけたままにする
換気中も、エアコンの暖房運転はつけっぱなしにしてOK。換気はこまめに行うことが大事なので、窓を開けるたびに電源を切ると立ち上がり時の電力を消耗します。電気代を考慮しても、エアコンはつけたままで問題ありません。むしろ、室内と外の空気に温度差がある方が、熱がすばやく外へ逃げてくれるので効率的です。
窓を2か所以上開ける
「換気=窓を開ける」ではありません。空気をきちんと入れ換えることができなければ、換気は不十分です。
室内の空気をしっかりと追い出すには、空気の通り道をつくることが大事。対角線上にある窓を2か所開けると空気の流れがよくなり、効率よく換気できます。
短時間の換気をこまめにする
換気は時間よりも、回数が重要です。長時間窓を開けっぱなしにするよりも、1時間に10分換気する方が室内の空気は外へ逃げていきます。無理のない範囲で回数を増やし、こまめな換気を心がけましょう。
花粉の季節は朝と夕方に換気しよう
今年は花粉シーズンの到来が早く、これから4月上旬にかけてピークをむかえます。花粉症がつらい方は、飛散量が落ち着いている朝と夕方に行うのがベストです。
カーテンは閉めたまま窓を開ける、窓ではなく換気扇をまわすなど、花粉を侵入させない対策をしながら換気を習慣化してみてください。