教えてくれたのは……おそうじダイアリーさん
関東エリアを中心に、洗濯機分解清掃を行っている掃除のプロ。年間約600台近くの洗濯機をきれいに清掃している。YouTubeチャンネルの「おそうじダイアリー」では、家庭でできるかんたんな掃除方法を発信中。
使い方で汚れに差がつく
今回は、5~6年ほど使っている日立のビートウォッシュという縦型洗濯機です。この縦型洗濯機のパルセーター(洗濯機の底にある回転羽根)を外してみると、汚れがかなりついているのがわかります。
一方、先ほどご紹介した洗濯機よりも少し年式の古い、ほかの洗濯機のパルセーターと汚れ方を比べてみると……。まるで、洗浄をしたかのように思えるほど、汚れがついていないきれいな状態です。じつは、5~6年ほど分解清掃を行っていない洗濯機なんです。
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汚さないためにできること
洗濯機についた茶色い汚れの正体は、洗剤の溶け残りです。溶け残りの原因になるのが、洗剤の投入口を使わずに、直接洗剤を入れること。洗剤の投入口に洗剤を入れると、ゆっくりと下に落ちていき、下に落ちた洗剤をかき混ぜます。パルセーターの裏側についている羽が洗剤を混ぜて、全体にかき回す仕組みになっています。
洗濯機の洗剤投入口を使わないと、洗剤の濃度が高いまま底に溜まり、溶け残った洗剤がへばりつきます。洗剤の投入口を使わないと、うまくかき混ぜることができず、茶色い汚れがついてしまう場合があるのです。
洗剤の投入口は重要!
洗濯機に洗剤の投入口が設けられているのは、水で溶かしながら薄めた状態で広げるため。使い方で洗濯機の汚れに差がでます。洗濯機は決められた所定の場所に洗剤を入れて使いましょう。
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