エスカレーターの“黄色い線”の正体→「ちゃんと理解してなかった…」「気をつける」

カルチャー

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2025.04.25

エスカレーターに乗ると、「黄色い線の内側に乗りましょう」と案内が流れます。この“黄色い線”とは、いったい何のためにあるのでしょうか。ここでは、その正体と「エスカレーターの正しい乗り方」についてご紹介します。

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黄色い線の正体は……?

エスカレーター出典:stock.adobe.com

結論から言うと、エスカレーターについている黄色い線の正体は「安全な立ち位置」をしめすものです。
エスカレーターは安全な乗り物ですが、サイドの部分に衣服や靴が巻き込まれる事故が発生しています。これは、ステップのギリギリに立つと起きやすく、エスカレーターを利用する以上誰しも起こりうることです。
こういった事故を防ぐためにも、踏み台に黄色い線を目印として入れて、ガイドラインを設けています。

エスカレーターの正しい乗り方

エスカレーターに乗る人出典:stock.adobe.com

「黄色い線の内側に立つ」以外にも、守るべき注意事項がいくつかあります。エスカレーターに乗る際には、次のポイントを意識して安全に利用しましょう。

1.手すりにつかまる

コロナ禍により、エスカレーターの手すりに極力触れなくなった人は少なくないのでは? じつはわたしも、感染対策のために手すりにつかまらない習慣がつきました。
しかし、安全面で言うとNG。きちんと手すりにつかまり、安定した状態で乗るのが適切です。

2.立ち止まって乗る

急いでいるときなど、エスカレーターを歩いた経験もあるでしょう。2人乗りのエスカレーターは、歩く人のために右側をあけてしまうものです。
しかし、エスカレーターは歩くことを想定してつくられていません。つまり、立ち止まって乗るのが本来の使い方なのです。エスカレーターを歩行すると、つまづいたり踏み外したりして事故につながる恐れがあります。
これを受け、埼玉県では条例を施行。エスカレーターの安全な利用を促すため、片側あけではなく、左右に立ち止まって乗るよう声がけをしています。

※参考:埼玉県「エスカレーターの安全利用について」
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0310/escalator/escalator.html

3.大きな荷物やベビーカーは乗せない

エスカレーターは人を運ぶことを目的とした乗り物です。そのため、キャリケースなどの大きな荷物はもちろん、ベビーカーを乗せるのも原則NG。落ちる、転倒するなどのリスクと隣り合わせです。エレベーターを使うようにしましょう。

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靴ひも・ロングスカートにも注意!

エスカレーターは“黄色い線”を守り、正しく乗れば安全です。ただし、靴ひもがほどけていたりロングスカートのすそが長かったりすると、黄色い線の内側に立っていても巻き込まれる可能性があります。
エスカレーターに乗る前の“ひと確認”で、思わぬ事故を防ぎましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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