NGその1.研磨材入りのクリーナーを使う
研磨材入りのクリーナーは、頑固な汚れを落とすのに効果的です。しかし、壁紙には不向き。
ビニールクロスや紙クロスなどのデリケートな素材のお手入れに使用すると、研磨材によって傷がついたり光沢が失われたりするおそれがあります。
また、研磨材入りのクリーナーは、掃除後に水で洗い流すのが基本。壁紙は水濡れ厳禁の素材が多いため、基本的に使用できません。
壁紙の凹凸部分に研磨材が入り込んで洗剤が残ると、キレイにするどころか汚れが悪化する可能性もあります。
◆意外と知らない知識:「メラミンスポンジ」を使って失敗した“3つの場所”
NGその2.強力な洗剤を使用する
壁紙の掃除には、柔らかい布やスポンジとあわせて、中性洗剤を薄めて優しく拭き取る方法が適切です。
キッチンの壁紙など、場所によっては頑固な汚れが付着する場合もあるでしょう。しかし、汚れを落とすためだからと言って強力なクリーナーでお手入れするのは間違いです。
水洗いできないのはもちろんですが、成分が強い洗剤で掃除すると、壁紙が変色・変質するリスクがあります。
壁紙はデリケートだからこそ、洗剤選びは慎重に行いたいもの。まずは水で濡らしてかたく絞ったクロスで拭き取り、それでも落ちない場合は中性洗剤を希釈して使いましょう。
NGその3.無造作に拭く
壁紙の汚れを広範囲にゴシゴシ拭くと、汚れが周囲に広がって汚れが目立つこともあります。力を込めて拭くと、壁紙の表面に傷がついて劣化します。凹凸ができてしまっては、元も子もありません。
壁紙の汚れを落とすときは、汚れた部分を中心に外側に向かって優しく拭き取るのがポイント。力を入れすぎると壁紙が傷む原因になるため、軽い力で拭き取りましょう。
壁紙の“劣化予防”は、正しい掃除から
壁紙を長持ちさせるには、適切なお手入れ方法を知ることが大事です。力や洗剤まかせの掃除方法は避け、優しくていねいなお手入れを心がけましょう。