「コンロの排気口カバー」の“実は危ない”使い方3つ「気をつける」

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2025.06.23

毎日の料理で油汚れを防ぐために便利な「排気口カバー」。見た目もスタイリッシュで、鍋や食器の一時置き場としても使えるうえに、排気口掃除の手間も減る便利なグッズです。しかし、使い方には注意点も……。そこで今回は、うっかりやりがちな「排気口カバーのNGな使い方」をご紹介します。

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NGその1.グリルを使うときにカバーをつけっぱなしにする

グリルで焼く魚出典:stock.adobe.com

そもそも、排気口はグリルで発生した熱や煙、蒸気を逃がすためのものです。グリル調理をするとコンロが高温になるため、排気口で煙を外に出すことで適正温度を保っています。
しかし、グリルを使うときに排気口カバーをつけたままにしていると、熱をスムーズに逃がせません。本体が過熱すれば、故障や火災のリスクが高まります。
グリル調理をするときは、排気口にかからないようにカバーの位置をずらしましょう。排気口をふさがないよう意識して、熱が冷めたら再びセットしてくださいね。

NGその2.据え置きコンロで使う

据え置きコンロ出典:stock.adobe.com

排気口カバーの多くは、ビルトインコンロ用につくられています。コンロのうえに直置きするのではなく、コンロをまたぐような置き方が基本です。
そのため、据え置きタイプのコンロに設置するのはNG。不安定で倒れやすいうえに、高温のコンロ台に直接置かなくてはならないリスクをともないます。
排気口カバーの対応機種は商品によって異なりますが、「据え置きコンロには使えない」などの記載がある場合は使用を避けましょう。

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NGその3.ガス火に直接あたる場所に置く

ガスコンロの火出典:stock.adobe.com

排気口カバーがガスの炎に直接あたる位置にあると、材質によっては溶けたり焦げたりする危険があります。
特にステンレス以外の素材や、装飾がついたタイプは要注意。鍋をコンロで温める際に炎が鍋底の横に広がることもあるため、いつの間にかカバーが熱されていることも……。
カバーの位置やサイズをよく確認し、炎から距離を取って安全に使うようにしてください。

排気口カバーの使い方を見直そう

おしゃれで掃除の手間も省ける排気口カバーですが、「使い方次第で危険になる」という注意事項は意外と知られていません。
グリルを使うときは外す、据え置きタイプには使わない、火の近くに置かない。この3つを守るだけで、安全性がぐんと高まります。ご自宅のコンロに排気口カバーを設置している方は、日々の暮らしをより安心・快適にするために、日ごろの使い方を見直してみませんか?

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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