NGその1.グリルを使うときにカバーをつけっぱなしにする
そもそも、排気口はグリルで発生した熱や煙、蒸気を逃がすためのものです。グリル調理をするとコンロが高温になるため、排気口で煙を外に出すことで適正温度を保っています。
しかし、グリルを使うときに排気口カバーをつけたままにしていると、熱をスムーズに逃がせません。本体が過熱すれば、故障や火災のリスクが高まります。
グリル調理をするときは、排気口にかからないようにカバーの位置をずらしましょう。排気口をふさがないよう意識して、熱が冷めたら再びセットしてくださいね。
NGその2.据え置きコンロで使う
排気口カバーの多くは、ビルトインコンロ用につくられています。コンロのうえに直置きするのではなく、コンロをまたぐような置き方が基本です。
そのため、据え置きタイプのコンロに設置するのはNG。不安定で倒れやすいうえに、高温のコンロ台に直接置かなくてはならないリスクをともないます。
排気口カバーの対応機種は商品によって異なりますが、「据え置きコンロには使えない」などの記載がある場合は使用を避けましょう。
NGその3.ガス火に直接あたる場所に置く
排気口カバーがガスの炎に直接あたる位置にあると、材質によっては溶けたり焦げたりする危険があります。
特にステンレス以外の素材や、装飾がついたタイプは要注意。鍋をコンロで温める際に炎が鍋底の横に広がることもあるため、いつの間にかカバーが熱されていることも……。
カバーの位置やサイズをよく確認し、炎から距離を取って安全に使うようにしてください。
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排気口カバーの使い方を見直そう
おしゃれで掃除の手間も省ける排気口カバーですが、「使い方次第で危険になる」という注意事項は意外と知られていません。
グリルを使うときは外す、据え置きタイプには使わない、火の近くに置かない。この3つを守るだけで、安全性がぐんと高まります。ご自宅のコンロに排気口カバーを設置している方は、日々の暮らしをより安心・快適にするために、日ごろの使い方を見直してみませんか?