NGその1.燃えやすいものの近く
電子レンジは熱が発生する家電です。まわりに燃えやすいものがあると、火災を引き起こすリスクがあります。
燃えやすいものとして置かれがちなのが、レシピを書いたメモ紙やテーブルクロスなど。目隠しのために取り付けたカーテンも、発火の原因になることもあるので注意してください。
このほか、虫よけ・駆除剤などのスプレー缶もNG。引火や破裂の危険がありますので、電子レンジの近くに置くのは避けましょう。
NGその2.熱や重さに弱い素材の上
電子レンジは、重さと熱に耐えられる場所に置くのが適切です。床に直接置いて使っているご家庭も見かけますが、たたみやじゅうたんなど熱に弱い素材の上は、設置NGです。耐熱性が低いと、床材の変色や変質につながります。
また、電子レンジの重さに耐えられない棚の場合、落下して故障やケガを負う可能性も。設置する場合は、安定して置ける重さかどうかをチェックしておくと安心です。
NGその3.水や火気の近く
キッチンはどうしてもスペースが限られがちですが、電子レンジはシンクやコンロなど、水や火の気の近くには置かないのが基本です。
水しぶきがかかると、感電やショートの原因に。またコンロが近いと、熱気や火の影響で電子レンジが変形するなどの劣化リスクがあります。
油煙や湿気もレンジ内部に入り込むと不具合を引き起こす場合もありますので、水や火気の近くは避けましょう。
NGその4.排熱がこもりやすい場所
意外と見落としやすいのが、排熱スペース。電子レンジの上や後ろには、放熱するための排気口があります。壁や家具に近すぎると、排気口から出た熱がこもり火災の原因に。安全に使用するには、放熱に十分なスペースを開ける必要があります。
機種によって異なりますが、上方は約10cmのすき間が目安です。
◆お掃除記事:「電子レンジ」の“焦げつき”をスルンと落とす掃除術
置き場所を変えるだけで、安全性も寿命もアップ!
電子レンジは使い方だけでなく、「どこに置くか」がとても大切。ちょっとした場所の選び方ひとつで、家族の安全とレンジの寿命、どちらも守れますよ。